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免疫応答バランスからみた熱傷後の免疫不全メカニズムに関する統合的解析

研究課題

研究課題/領域番号 23K08425
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

大須賀 章倫  大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (60552081)

研究分担者 清水 健太郎  大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (60379203)
大西 伸也  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (60892932)
小倉 裕司  大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (70301265)
松本 寿健  大阪大学, 医学部附属病院, 特任助教(常勤) (70644003)
米田 和弘  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (90975137)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードPIICS / 熱傷 / 免疫応答 / 予後
研究開始時の研究の概要

重傷熱傷患者に起こる免疫応答の病態生理を解明し、新たな治療戦略を見出すことである。PIICSの病態を解明するために骨髄由来免疫制御細胞(MDSCs)に着目し以下の3点に焦点を絞り臨床研究を進める。①重症熱傷患者において免疫異常の指標としてMDSCs数、インフラマソーム活性、制御性T細胞数(Treg)、各種サイトカイン・ケモカイン値、および血液生化学検査とバイタルサインを経時的に観察し、感染合併症および転帰との関連性を明らかにする。②①の知見から熱傷に特化したPIICSの診断基準を作成する。③マウス熱傷モデルを用いてMDSCsの発生を薬物的に制御し、免疫応答および予後に与える影響を検証する。

研究実績の概要

広範囲熱傷患者のPIICSに関してMDSCの寄与の程度を解析する臨床研究である。現在までに熱傷患者の長期予後および死亡原因に関する論文がなく、過去10年間にJCHO中京病院で診察した広範囲熱傷患者の長期予後に関する記述統計論文を執筆、投稿し、現在査読中である。本研究によって、重症熱傷患者の死亡時期は1週間以内の急性期と同じくらい1か月以降の慢性期にも死亡していることが明らかとなった。死亡原因の多くは感染に由来するものである、慢性化することにより感染への耐性が低下することが示唆された。本研究は重症熱傷におけるPIICSの存在を示すものである。また、熱傷と免疫に関する総説を執筆し、現在に至るまで熱傷とPIICSに関する研究がおこなわれておらず、本研究が極めて重要なものであること、および今後の研究の方向性を明らかにした。本総説も現在査読中である。
2023年度は広範囲熱傷症例の検体が20例ほど蓄積された。一方でMDCSの測定系の確立に時間がかかっており、未だ測定には至っていない。主に資金面の問題であり、研究計画を一部修正し、本年度早々に測定が可能になる予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2023年度は広範囲熱傷症例の検が20例ほど蓄積された。一方でMDCSの測定系の確立に時間がかかっており、未だ測定には至っていない。主に資金面の問題であり、研究計画を一部修正し、本年度早々に測定が可能になる予定である。

今後の研究の推進方策

測定する検体を6ポイントであったものを4ポイント程度に減らし、測定する細胞の種類も減らすことによりPIICSの病態に完全に特化した研究計画に修正した。現在抗体パネルを作成中であり、近日中に測定可能なる予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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