研究課題/領域番号 |
23K08446
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
笹野 信子 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (70381879)
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研究分担者 |
佐野 文昭 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (10752826)
小田嶋 裕輝 旭川医科大学, 医学部, 教授 (20707567)
草間 宣好 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (60336691)
田村 哲也 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (90381889)
小川 成 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (90571688)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | humanization / せん妄 / 家族ケア / 入浴 / 集中治療 / Quality improvement |
研究開始時の研究の概要 |
医療技術の進歩により、重症患者の救命率は向上してきたが、ICUの重症患者はdehumanized(人間性を損なわれた)と感じていることが近年問題となっている。我々は、集中治療において人間性を重視したケアを目指し、家族同伴の屋外庭園散策や入浴などのICU外での活動を多職種連携により安全に実践し、高い評価を得ている。本研究によって、ICU外活動は、患者のせん妄および患者・家族・医療者のストレスを軽減し、より人間性を尊重した集中治療を提供できることを証明する。
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研究実績の概要 |
ICU外活動に対する職員の意識調査を行った。また、ICU外活動を通して、患者をより人間と感じられることに関して、医師・看護師・理学療法士・臨床工学技士を対象としたアンケート調査を行った。以上の結果を、第51回日本集中治療医学会学術集会、The 23dr Joint Scientific Congress of the KSCCM and JSICM, World Congress On NURSING EDUCATION & PRACTICE, 12th Annual John Hopkins Critical Care Rehabilitation Conferenceで発表した。日本集中治療医学会では、パネルディスカッションに取り上げられ、12th Annual John Hopkins Critical Care Rehabilitation Conferenceでは、best oral presentation awardを受賞した。 家族同伴の屋外庭園散歩に関する研究においては、看護師全16例のサンプリングを終了し、患者・家族は7例終了した。あと10組の患者・家族の参加を募集している。 看護師7例を対象にしたインタビュー調査を終了し、現在解析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
家族を伴って散歩をする対象が少ないこと、研究参加の同意が得られない症例が何例かあったため、遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
患者・家族の無理な研究参加要請はしないよう、粘り強く、症例を集めるが、研究参加に同意いただけない場合も多い。 これに対し、視点を少し変えて、患者・家族に代わって、医療従事者を対象とした、ICU外活動が医療のhumanizationに及ぼす影響に対するサーベイを、より深く研究することも計画する。
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