研究課題
基盤研究(C)
新型コロナウイルス感染症のパンデミックに見舞われ、感染症疾患やそれに続くサイトカインストーム、敗血症の発症機序の解明と有効な治療法の確立が求められているが、免疫担当細胞による細菌の排除には、同定されていない多くのシグナル伝達因子が関与する。一方で、CRISPR/Cas9の発見によりゲノム編集が容易になり、これが全ゲノムレベルのノックアウトスクリーニングなどに応用されてきている。本研究では、これを応用して、特定のシグナル伝達が遮断された細胞だけが生き残るスクリーニング系を構築し、そのシグナル伝達に関与する未知の伝達因子を同定すると共に、感染症疾患の機序解明と克服を目指す。