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血管新生阻害剤徐放性人工硬膜による脳動静脈シャント疾患に対する新規治療の確立

研究課題

研究課題/領域番号 23K08494
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

伊藤 嘉朗  筑波大学, 医学医療系, 講師 (90733014)

研究分担者 細尾 久幸  筑波大学, 附属病院, 病院講師 (20897623)
石川 栄一  筑波大学, 医学医療系, 教授 (30510169)
大矢根 綾子  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 研究グループ長 (50356672)
松丸 祐司  筑波大学, 医学医療系, 教授 (70323300)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード血管新生阻害剤徐放性人工硬膜 / 脳動静脈シャント
研究開始時の研究の概要

脳動静脈奇形や硬膜動静脈瘻といった脳動静脈シャント疾患において、難治症例や脳機能を有する部位の病変に対する有効かつ低侵襲な治療の開発が必要とされている。血管内皮細胞増殖因子(VEGF)が病変の発生や進行に関与しており、抗VEGF阻害剤は治療薬の候補として注目されている。人工硬膜素材のポリグリコール酸(PGA)不織布をプラズマ処理することで薬剤が吸着・徐放されるデリバリーシステムを開発した。本研究の目的は、抗VEGF阻害剤徐放性PGAを作製し、脳動静脈シャントモデルにおける治療効果を明らかにすることである。

研究実績の概要

2023年度は脳動静脈シャント動物モデルの作製と血管新生阻害剤吸着性人工硬膜の作製を行った。
脳動静脈シャントモデルはラットとマウスを用いてモデル作製の可否を検証した。その結果マウスで外経静脈と総頚動脈の血管吻合を行うことでモデル作製することが可能となった。またシャントの評価項目の検証も行った。
血管新生阻害剤吸着性人工硬膜の作製は、臨床利用されている素材に血管新生阻害剤のベバシズマブが吸着され、生体内で安定的に徐放されるシステムの検証を行った。人工硬膜であるDuragenはベバシズマブがほとんど吸着されなかった。ゼラチンとトロンビンからなる吸収性止血剤であるSurgifloはベバシズマブの吸着を認め、生体を模した培養液中で安定的に徐放されることを確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2023年度はモデルと素材の作製を行う予定であり、ほぼ順調に進展している。

今後の研究の推進方策

2024年度は作製したモデルに血管新生阻害剤吸着性素材を留置することを行う。治療効果判定のため、経時的なシャントの変化及び組織学的評価を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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