研究課題/領域番号 |
23K08495
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
梅川 元之 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00961070)
|
研究分担者 |
宮脇 哲 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70407914)
長谷川 洋敬 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60733897)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 良性脳腫瘍 / 定位放射線治療 / 遺伝子解析 / 治療反応性予測モデル / ゲノム解析 |
研究開始時の研究の概要 |
髄膜腫・神経鞘腫などの良性脳腫瘍は原発性脳腫瘍の中でも罹患頻度が高いものであり、手術と放射線治療による標準的治療で長期間の制御可能例が多い。一方で、中には治療が効かずに生活の質を落としながら再発を繰り返す「臨床的悪性群」がある。本研究は、良性脳腫瘍に対する手術・定位放射線治療(ガンマナイフ)双方の診療データを有する当研究室において、これまで蓄積されてきた腫瘍のDNA/RNA/タンパク質を網羅的に分析するゲノム解析手法を統合することで、定位放射線治療の治療反応性を予測する分類体系を開発し、もって良性脳腫瘍における個別化医療の提案を目指すものである。
|
研究実績の概要 |
現時点では対象とした髄膜腫検体についてexome解析作業が終了した。当該年度における成果については解析中であり、実績の発表については予後予測モデルとともに本年度以降を予定する。実際には、61検体でWhole exome panel sequenceが収容しており、実際の臨床データと照合中である。NF2,AKT1,POLR2A,KLF4,TRAF7,SMO,SMARCA4,SMARCE1,TERTといったpathogenic mutationだけでなく、copy number alterationについても解析を行った。 適宜検体を追加して解析を加える。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現時点では対象とした髄膜腫検体についてexome解析作業が終了した。染色体数も同時に解析が済んでいる状態である。当該年度における成果については解析中であり、予後予測モデルとともに発表予定である。
|
今後の研究の推進方策 |
今後はまず髄膜腫手術検体におけるwhole exsome sequenceによる遺伝子変異および染色体コピー数変異に関して解析済みであるため、こちらをまとめながらガンマナイフによる定位放射線治療の治療反応性と組み合わせて予後予測モデルの作成を行う
|