研究課題/領域番号 |
23K08502
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
増岡 淳 佐賀大学, 医学部, 准教授 (50359949)
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研究分担者 |
阿部 竜也 佐賀大学, 医学部, 教授 (40281216)
白木 綾 佐賀大学, 医学部, 特任教授 (50638252)
古川 隆 佐賀大学, 医学部, 助教 (60869832)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | エポキシドヒドロラーゼ阻害ワクチン / 脳梗塞治療 / 可溶性エポキシドヒドロラーゼ / 脳梗塞 / ワクチン |
研究開始時の研究の概要 |
抗sEHワクチンの脳梗塞縮小効果を検討するため、ラットをコントロール群と抗sEHワクチン群の2群にわける。抗sEHワクチン群にはあらかじめ3回のワクチン接種を施行しておく。両群に一過性中大脳動脈閉塞処置を行った後、脳血流再灌流の1週後に神経機能評価を行う。また、脳梗塞の体積を両群で比較する。皮質ペナンブラ領域において、炎症の程度や新生血管数、それらに係る蛋白の発現を調査し、ワクチンの作用機序を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究では、抗炎症作用・抗血栓作用を有するEET(エポキシエイコサトリエン酸)を分解する酵素である可溶性エポキシドヒドロラーゼ(soluble epoxide hydrolase: sEH)に対するワクチンを作成し、それを投与することにより、血中のEET濃度が高まり、抗炎症作用、血管拡張作用、血栓抑制作用、血小板凝集抑制作用、血管新生作用などの多面的な効果により、脳梗塞の範囲を縮小できる可能性を期待して、抗sEHワクチンの脳梗塞治療への応用を目指している。 令和5年度は、スタッフの異動や他の業務の兼ね合いにより、人員配置の見直しを行ったうえで、本実験に必要な各ステップにおけるプロトコール作りと手技の習得にあてた。具体的には、1)動物モデルの必要数を算出、2)抗sEHワクチンの至適投与量を設定、3)モデル動物内で産生される抗sEH抗体価を測定するにあたり、尾静脈採血の手技を習得、またELISAプロトコールを作成し、その手技を習得、4)安定した一過性中大脳動脈閉塞モデルを作成するために、麻酔をかけてから中大脳動脈を閉塞し再灌流するまでの一連の手技を確認し、一部を改良、5)モデル動物に脳梗塞が形成された後の神経機能評価法、6)全脳摘出し、大脳を裁断して切片を作成、7)脳梗塞の染色とその体積の算出法、8)免疫染色およびウエスタンブロッティング法の検討対象とする蛋白質のしぼり込み、同方法の各ステップでの操作手順の確認、9)本実験を通しての必要器具数の算出、試薬の調達準備を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
スタッフの異動や他の業務の兼ね合いにより、当初の予定通りには準備が進まなかったため、進捗状況がやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は、段階的にサンプル数を増やして、コントロール群と抗sEH抗体投与群とで、脳梗塞の体積を比較し、抗sEHワクチンの脳梗塞縮小効果を検証する。
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