研究課題/領域番号 |
23K08520
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
神部 敦司 鳥取大学, 医学部附属病院, 講師 (70348283)
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研究分担者 |
細谷 朋央 鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (20721947)
中村 貴史 鳥取大学, 医学部, 教授 (70432911)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | FUVAC / ワクシニアウイルス / 脳内移植マウス / Glioma261-Nluc / vaccinia oncolytic virus / glioma / intracerebral model |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、ラットC6グリオーマ細胞を脳内移植したsyngeneic modelを用いて、新たに開発した次世代腫瘍溶解性ワクシニアウイルスであるFUVACの治療効果について、脳移植病変に加えて非投与の頭蓋外遠隔部病変も含めて調査する。さらに抗PD-1抗体の併用が腫瘍内免疫環境を改善し、より強力な抗腫瘍効果を発揮するか検討する。本研究が、悪性神経膠腫に対する腫瘍溶解性ウイルス療法のさらなる発展への突破口になると思われる。
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研究実績の概要 |
C6-Nluc細胞の脳内移植後、非侵襲的イメージングによっ て腫瘍からの発光は確認できたが、自然退縮する個体が出現することが判明した。そこで当該年度は、異なる宿主やグリオーマ細胞を用いてグリオーマモデルの作製を試みた。 マウス神経膠腫Glioma261に対するワクシニアウイルスの細胞障害性を検討した結果、FUVACは細胞融合によってMDRVVと比べ優位に細胞傷害性を高めた。次にラット神経膠腫C6細胞と同様の手法によって、脳内における移植細胞の増殖・退縮を非侵襲的にイメージングするため、Nlucを安定的に発現させたGlioma261-Nlucを作製した。さらにGlioma261-Nluc細胞の脳内移植後の腫瘍増殖を評価した結果、Glioma261-Nluc脳内移植マウスと親細胞のGlioma261脳内移植マウスは、ほぼ同時期に死亡した。 以上より、本研究ではC6-Nluc脳内移植マウスではなく、Glioma261-Nluc脳内移植マウスにおいてFUVACの治療効果を検討することに変更した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
C6細胞を使用したラット脳内移植モデルの不安定性が見つかり、宿主をマウスに変更してマウス神経膠腫細胞Glioma261-Nlucを用いたマウス脳内移植モデルを新たに作製することとなった。そのため、脳内移植モデルでのFUVACの細胞障害性を検討する過程まで行えなかった。
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今後の研究の推進方策 |
Glioma261-Nlucを用いたマウス脳内移植モデルの非侵襲的イメージング法での評価が可能となれば、脳内にFUVACを投与して脳内移植腫瘍の縮小効果など検討していく予定である。
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