研究課題/領域番号 |
23K08527
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
藤井 正純 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (10335036)
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研究分担者 |
北爪 しのぶ 福島県立医科大学, 保健科学部, 教授 (80301753)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | PTPRZ / 糖鎖 / 神経線維腫症2型 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、希少難病である神経線維腫症2型の神経鞘腫に対して、新規薬物療法の開発を目指して、高度に糖鎖修飾された分子であるPTPRZを治療標的として、その詳細について基盤的な研究を行う。臨床検体を用いた検討ならびに、基礎実験を通じて、①糖タンパクPTPRzが神経鞘腫の腫瘍細胞増殖に関わるのか、②関わるとすれば、これを標的として増殖抑制が可能かどうかを、③糖鎖修飾の特徴との関係を含めて明らかにする計画である。
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研究実績の概要 |
神経線維腫症2型患者で、神経鞘腫の切除を実施する症例を対象として、腫瘍ならびに髄液検体の採取・保存を行い、これを解析するため、本学の倫理委員会の手続きを進めた。これに基づいて、症例の登録、サンプルの収集を行った。さらに、これらの一部を用いて、PTPRZタンパクの評価を行った。一方で、PTPRZに対する抗体は、市販のものをふくめ数種類あるものの、PTPRZは、高度に糖鎖修飾されていること、また糖鎖修飾が異なる可能性もあり、特異的な抗体作出を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
特異的な抗体作出に時間を要しており、タンパク発現解析について遅れている。研究に参加する症例数がやや不足している。
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今後の研究の推進方策 |
抗体については、概ね目処が立っており、来年度以降、進捗が見込まれる。さらに検体の収集を続けるため、本学以外の施設に協力を求めていく方針である。
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