研究課題/領域番号 |
23K08563
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
橋本 幸治 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (10644792)
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研究分担者 |
吉岡 秀幸 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (20402076)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | くも膜下出血 / 遅発性虚血性障害 / 質量分析 / 遅発性脳虚血 / バイオマーカー / 診断システム |
研究開始時の研究の概要 |
くも膜下出血において、遅発性に生じる虚血性障害は、患者予後の重要な決定因子である。以前は、脳主幹動脈の血管攣縮がDCIの主な原因とされてきたが、近年、その他に、脳微小循環障害、神経・血管機構の障害などの関与の可能性が提唱されている。しかしながら、その研究結果が、脳血管攣縮の研究および治療の方向性を複雑化し不明瞭なものにしている。そこで本研究では、山梨大学で独自開発された質量分析装置を用いて、ヒトおよびマウスモデルの血液および髄液の経時的なメタボロミクス解析を行い、DCI発生を予測するバイオマーカーを検討し、迅速に診断する新たなシステムの構築と新規2次予防法の確立を目的とする。
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研究実績の概要 |
くも膜下出血において、遅発性に生じる虚血性障害(delayed cerebral ischemia:DCI)は、患者予後の重要な決定因子である。以前は、脳主幹動脈の血管攣縮がDCIの主な原因とされてきたが、近年、その他に、脳微小循環障害、early brain injury、神経・血管機構(neurovascular unit)の障害、cortical spreading ischemia などの関与の可能性が提唱されている。しかしながら、その研究結果が、脳血管攣縮の研究および治療の方向性を複雑化し不明瞭なものにしている。そこで本研究では、山梨大学で独自開発された質量分析装置を用いて、ヒトおよびマウスモデルの血液および髄液の経時的なメタボロミクス解析を行い、DCI発生を予測するバイオマーカーを検討し、迅速に診断する新たなシステムの構築と新規2次予防法の確立を目的とする。 本年度は、当院に搬送されたくも膜下出血症例を対象として、①発症当日、発症後1日、3日、7日、14日血液および髄液検体を採取した。また、②臨床データ(既往歴、生化学的所見、神経放射線学的所見および生理検査所見)を利用し、DCI発症の有無で分類し、質量分析によるマススペクトルの差異を検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究では期間内に、1)マウスくも膜下出血モデルを用いた診断精度の検証、2)ヒト検体を用いた診断支援システムの検証を予定している。しかし、マウスくも膜下出血モデルを用いた実験の進行が遅れており、これを基にしたくも膜下出血後のDCI予測システムが、十分に確立していない。
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今後の研究の推進方策 |
本研究では期間内に、1)マウスくも膜下出血モデルを用いた診断精度の検証、2)ヒト検体を用いた診断支援システムの検証を予定している。まず、マウスくも膜下出血モデル作成を確立する。血液および髄液検体を採取し、DCI予測システムの確立を進め、検証を行う。また、実臨床でのくも膜下出血症例における血液および髄液採取を行い、質量分析で得られたマススペクトルから、DCI予測システムを確立する。
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