研究課題
基盤研究(C)
近年、漢方製剤は骨粗鬆症の予防治療において、低毒性、安全性、高効率、多標的、全体調節を利点として、顕著な治療効果を有することが臨床実証され、骨代謝に寄与する未同定の生理活性分子が多く存在することが期待される。そこで、本研究では漢方製剤のもつ骨代謝関連シグナル経路の調節メカニズムを明らかにすることを目的とする。作用機序を解明するために骨代謝を制御する破骨細胞や骨芽細胞の分化や機能へ及ぼす影響を細胞から個体レベルで明らかにする。さらに、有効性の高い単一の機能性分子を同定することで、骨恒常性を制御する分子基盤の解明を目指す。