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びまん性特発性骨増殖症における疫学調査と血清biomarker探索

研究課題

研究課題/領域番号 23K08603
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関弘前大学

研究代表者

千葉 紀之  弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (20633978)

研究分担者 和田 簡一郎  弘前大学, 医学部附属病院, 准教授 (20431447)
浅利 享  弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (40529674)
石橋 恭之  弘前大学, 医学研究科, 教授 (80292142)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードびまん性特発性骨増殖症 / バイオマーカー
研究開始時の研究の概要

現在、国内外において一般住民を対象としたDISHの有効なスクリーニング法や予防法は確立されていない。我々の疫学調査による検証とエビデンスの構築が必要な状況である。国内においては整形外科疾患の長期間cohortの報告があるが、DISHを標的にした大規模調査研究は十分に行われていない。我々は2015年度と2016年度のプロジェクト健診において頚椎・腰椎MRI検査を施行しており、さらに他専門分野からの包括的データを含む多変量解析が可能であることから、国内外含めても独自性が高い。新たな視点からのDISHの早期診断に関するエビデンス構築を進めることができると考えている。

研究実績の概要

びまん性特発性骨増殖症(diffuse idiopathic skeletal hyperostosis、DISH)は、脊柱靱帯骨化によって脊柱可撓性を失い、軽微な外力でも脊椎脊髄損傷を来しやすい。脊椎脊髄損傷の症例では、有効な薬物療法はなく、高侵襲の手術治療が必要となる。骨化進行予防に関しては効果的な治療薬の報告はなく、その病態も含め不明な点が多い。これまで様々な脊椎疾患の研究を行ってきたが、地域住民を対象としたDISHの検討は、他のコホート研究を含め、十分な検討が行われていない。本研究では、DISHに関連する生活習慣ならびに生活習慣病、社会生活環境を明らかとし、さらに発症や進行に関連するバイオマーカーを探索する。本研究を発展させることで、DISHの外傷ならびに発症、進行の予防法を確立することができる。2023年に地域一般住民を対象として頚椎、胸椎、腰椎のX線側面像を撮像し、DISHの有病率の解析を行なっている。今後はDISH発生の危険因子解析には多岐にわたる調査項目(血液検査や整形外科項目など)に関連する危険因子の検出を行い基礎データとする。DISHにおける骨化進行予測に有用なbiomarker探索のためには、DISHとその重症度の関連をANOVAや線形回帰分析を行い、さらにCox hazard回帰モデルなどを用いて進行度予測が可能か検証していく。上記解析結果をまとめて、学会発表および海外英文雑誌に投稿する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2023年に地域一般住民を対象として頚椎、胸椎、腰椎のX線側面像を撮像し、DISHの有病率の解析を行なっているが、X線の撮影枚数が膨大なため、解析に時間を要している。

今後の研究の推進方策

全脊椎X線側面像からDISHの年代別の有病率、分布、特徴を明らかとし、生化学血液検査との関連を検討する。関連するマーカーがDISHのバイオマーカーとなりうるか検討する。
また弘前大学に搬送されたDISHを伴った脊椎外傷例の解析も行い、地域一般住民とのDISHの形態状の違いを明らかにする。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 強直性脊椎疾患に伴う脊椎骨折の各種画像診断率の比較検討2023

    • 著者名/発表者名
      和田魁郎、浅利享、和田簡一郎、熊谷玄太郎、大山哲司、猿田賢也、附田愛美、新戸部陽士郎、石橋泰之
    • 学会等名
      第96回日本整形外科学会学術総会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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