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軟骨と滑膜における転写因子Hif-2alphaの関節保護作用の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K08649
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

河野 賢一  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50898286)

研究分担者 齋藤 琢  東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30456107)
岩永 康秀  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任助教 (80906610)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードHif-2α / Prg4 / 変形性膝関節症 / Hif2a
研究開始時の研究の概要

本研究では、まず成体マウスの滑膜と軟骨におけるHif-2αの発現を、遺伝子発現解析と免疫組織染色を組み合わせて評価する。さらに、Prg4陽性細胞特異的にHif-2αをノックアウトするマウスを作成し、軟骨と滑膜に存在するPrg4陽性細胞における転写因子Hif-2αの機能解析をin vivoで行う。また、成体マウスから採取した軟骨及び滑膜組織から細胞を単離し、シングルセル解析により細胞間相互作用の解析を行う。最後に、in vitroでHif-2αの過剰発現系及び抑制系での変動発現遺伝子解析を行い、SFZ初代培養細胞を用いたChIPシークエンスによりHif-2αの転写標的を網羅的に解析する。

研究実績の概要

In vivo実験では動物実験に使用するPrg4-CreERT2 ;Hif-2αfl/fl マウスを作成し、コントロール群をPrg4-CreERT2 としaging modelとして3サンプルずつそろえた。骨成熟した12週でタモキシフェンを腹腔内投与し、投与後1年で組織学的評価をお行うべく飼育している。組織学評価を行うにあたりサンプルの脱灰条件、免疫染色に使用するHif-2α抗体の条件検討は完了した。またPrg4-CreERT2 ;Hif-2αfl/fl マウスに12週でタモキシフェンを投与後1週でDMMモデルを作成し、術後8週で膝サンプルを回収し組織学的評価を行っている。またcell tracking解析のためPrg4-CreERT2 ;Ai14マウスを交配している。In vivo実験では生後5日のPrg4-CreERT2 ;Hif-2αfl/fl マウスの膝軟骨からSFZ細胞の初代培養を当研究室で行われているプロトコールに基づいて行い、RT-PCRでSFZ細胞を分離できていることを確認できた。SFZ細胞に水溶性タモキシフェンを投与しRT-PCRでPrg4の発現が低下することを確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

実験マウスの量産体制が確立し、In vivo実験におけるaging modelマウスが早期にそろったため。In vitro実験におけるSFZ細胞手技を確立したため。

今後の研究の推進方策

In vivo実験を行うためのサンプルはそろったため今後組織学的解析、遺伝子発現解析並びに細胞トラッキング実験を進めていく。In vitro実験ではSFZ細胞の分離を行うことができたため、今後RNAシークエンスを行い遺伝子発現解析を行っていく。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 東京大学医学部附属病院 整形外科・脊椎外科

    • URL

      http://www.u-tokyo-ortho.jp/

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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