研究課題
基盤研究(C)
先行研究において転移性骨腫瘍の局所凍結処理モデルを確立させ、アブスコパル効果やアジュバント付加による相加・相乗効果を証明してきた。抗原を保ちつつ腫瘍細胞を死滅させるという点において凍結療法は他の局所療法に比べて優位である。本研究ではこれまでの研究を発展させ、生体内での放射線療法、ラジオ波焼灼療法、凍結療法によるアブスコパル効果の違いを明らかにする。また、アジュバント(抗PD-1抗体)による相加・相乗効果に関しても比較して、免疫効果の最大化を目指す。本研究の成果は、手術加療に局所凍結療法を併用することで、免疫療法を付加し腫瘍の長期制御・根治を目指すハイブリット手術の開発に貢献が期待される。