研究課題/領域番号 |
23K08659
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
高見 正成 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (40423959)
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研究分担者 |
山田 宏 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (70275361)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 脊柱後弯症 / 長期自然経過 / 地域住民コホート / 縦断研究 / 疫学調査 |
研究開始時の研究の概要 |
大規模住民コホートを用いた脊柱後弯症による筋疲労性軸性疼痛の長期における縦断的な疫学的実態を調査した報告はない。そこで、本研究の目的として、大規模一般地域住民コホートを用いて脊柱後弯症の10年間の長期縦断追跡調査を行い、これまでに明らかになっていない長期自然経過、新規発生率、予後および危険因子を解明し、脊柱後弯症の新たな治療指針を策定することとする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、一般住民コホートにおいて10年間という長期の縦断的追跡調査を実施することで、脊柱後弯症の長期自然経過、新規発生率、危険因子および予後を解明するとともに、脊柱後弯症の保存療法や手術治療の新たな治療指針を策定することである。そのため、以下の3つの計画に沿って研究を推進中である。 1. 第4次追跡調査の解析 2013年第2次、2018年第3次検診時に得られた腰椎検診およびMRI検査結果と、すでに本体コホートの検診で得られているX線調査結果をレコードリンケージすることにより、脊柱後弯症に関連する解析を進めているが、2023-2024年第4次検診でも同様の手法で研究を実施する。① 本体コホートのデータ抽出と腰椎検診データへの結合 ②レコードリンケージ後の腰椎検診データの解析完成したデータベースを解析し、脊柱後弯症の有無に影響を及ぼす要因を明らかにする。 2. 脊柱後弯症の疫学的実態の解明 ① 脊柱後弯症の長期自然経過の解明 ② 脊柱後弯症の危険因子の解明:2013 年、2018 年のデータと比較することにより、脊柱後弯症の新規発症率の算出 ③本邦における脊柱後弯症の新たな治療指針の策定 3. 脊柱後弯症危険因子の地域へのフィードバック 2.②により得られた結果を脊柱後弯症の危険因子として抽出し、地域保健の現場にフィードバックする。 2023年度の実績として、1.第4次追跡調査の解析として、データの抽出および一部のデータのレコードリンケージの達成により、腰椎後弯症の要因の一つである腰椎変性すべり症の新規発生率を抽出し得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データの抽出およびレコードリンケージと解析が一部で達成され、脊柱後弯症の一要因である腰椎変性すべり症の10年間での新規の累積発生率が判明し、学会発表を行ったため。
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今後の研究の推進方策 |
研究はおおむね順調に推進しており、当初の計画通りに研究を推進する予定である。
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