研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、腰部脊柱管狭窄症に対する新規予防及び治療を開発することを目指して、黄色靭帯肥厚における酸化ストレスの潜在的関与を明らかにし、同病態に対する抗酸化剤投与の効果について検証することである。方法としては、120例以上の手術サンプルを用いて、黄色靭帯肥厚と酸化ストレスの関係を検討し、in vitroでは黄色靭帯由来のprimary細胞を用いて酸化ストレスの下流シグナルまで検証する予定である。in vivoではラット黄色靭帯肥厚モデルを確立し、抗酸化剤N-acetyl cysteine (NAC)を用いて、その効果を黄色靭帯肥厚マーカーの変動、組織、画像解析により評価する。