研究課題
基盤研究(C)
アキレス腱や肩腱板の異所性骨化は、マイナーな腱損傷などを契機に発症すると考えられている。本研究では、アキレス腱や肩腱板の異所性骨化症例の多くで強い疼痛を伴うことに着目し、腱損傷により生じる炎症が異所性骨化に関与すると考えた。今回のアキレス腱損傷モデルでは損傷部で強い炎症細胞浸潤と炎症性サイトカインの発現上昇を認めており、この炎症と異所性骨化の関連やそのメカニズムの解明を進めることで、異所性骨化のメカニズムやその治療標的の同定が可能になると考えている。