研究課題/領域番号 |
23K08715
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
土肥 洋一郎 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (60867290)
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研究分担者 |
杉元 幹史 香川大学, 医学部, 教授 (10243768)
筧 善行 香川大学, 大学本部, 学長 (20214273)
山本 洋介 京都大学, 医学研究科, 教授 (30583190)
土方 保和 京都大学, 医学研究科, 研究員 (90954313)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 慢性前立腺炎 / 診断 / サポートツール / スクリーニング |
研究開始時の研究の概要 |
慢性前立腺炎は、症状が多彩で生活の質(QOL)を著しく低下させる疾患である。有病割合は全男性の約1割と非常に多く、生産活動の中核をなす若年層にも広く分布し社会的影響が大きい。しかし、診断方法は標準化されておらず、診断には高度な専門性を要する。そのため、適切な診断を受けることができずに困窮する患者の存在が懸念される。実際に我々が行った一般人口集団を対象とした疫学調査では「慢性前立腺炎様の症状を有しながら診断されていない者が多く存在し、そのQOLも著しく低い」ことが明らかになった。本研究課題の目的は、「臨床症状や背景情報を用いて慢性前立腺炎の有病リスクを推定する診断サポートツールの開発」である。
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研究実績の概要 |
慢性前立腺炎は、症状が多彩で生活の質(QOL)を著しく低下させる疾患である。有病割合は全男性の約1割と非常に多く、生産活動の中核をなす若年層にも広く分布し社会的影響が大きい。しかし、診断方法は標準化されておらず、診断には高度な専門性を要する。そのため、適切な診断を受けることができずに困窮する患者の存在が懸念される。実際に我々が行った一般人口集団を対象とした疫学調査では「慢性前立腺炎様の症状を有しながら診断されていない者が多く存在し、そのQOLも著しく低い」ことが明らかになった。つまり、慢性前立腺炎の診断機会の増加は泌尿器科領域における切実な課題である。本研究課題の目的は、「臨床症状や背景情報を用いて慢性前立腺炎の有病リスクを推定する診断サポートツールの開発」で、最終目標は未診断の慢性前立腺炎患者に適切な診断と治療を提供することである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
慢性前立腺炎の予測因子となりうる候補の選定とサポートツールを構成する予測因子の絞り込みを行った。そして既存の疫学調査のデータを用いて、慢性前立腺炎のスクリーニングツールの開発に成功した。現在その次の段階の、統一した慢性前立腺炎の診断法の作成と統一した慢性前立腺炎の確定診断法を行い研究参加者のリクルートの準備段階である。
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今後の研究の推進方策 |
統一した慢性前立腺炎の診断法の作成を専門パネルとの会議で決定させるとともに、同時併行で統一した慢性前立腺炎の確定診断法を行い研究参加者のリクルートを推進させるべく、国内の地理的に分散した複数の泌尿器科を標ぼうする医療機関に研究協力をお願いする。
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