研究課題/領域番号 |
23K08718
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
戸澤 啓一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40264733)
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研究分担者 |
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
岡田 淳志 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70444966)
濱本 周造 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (80551267)
河瀬 健吾 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 臨床研究医 (90881772)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 結石形成 / 酸化ストレス / 低酸素環境 / HIF / 腎結石形成 / PHD阻害剤 / NF-kB阻害剤 |
研究開始時の研究の概要 |
われわれは、「腎結石はMetSの一疾患である」との新しい概念を提唱してきた。その過程において、結石形成モデルマウスを使用し、腎結石の形成に腎尿細管細胞の酸化ストレスに伴う「炎症」が関わることを解明した。MetSの病態には酸化ストレスによる脂肪組織の低酸素環境で惹起される炎症が関与している。本研究では、低酸素環境に応答するHIF(Hypoxia-inducible factor) を活性化するPHD阻害剤およびHIFにより活性化される転写因子NF-kBに着目した。そこで、以下の3つの研究から腎結石の新規治療薬の開発を試みる。
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研究実績の概要 |
異なる酸素濃度下での腎尿細管上皮細胞の評価とPHD阻害剤の投与の影響を評価した。方法は腎尿細管上皮細胞であるM-1細胞を低酸素チャンバーで異なるO2濃度(20%、10%、5%、1%)で24時間培養し、コントロール群とPHD阻害剤の投与群で比較検討した。 コントロール群において酸素濃度の低下とともにとHIF1αが増加し、抗酸化ストレスマーカーのSODは低下の傾向を示し、NF-kBは上昇の傾向を示したが有意な差は認められなかった。 PHD阻害剤投与群においては全ての群でHIF1αは低下しており、SODやNF-kBも明らかな差を認められなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
低酸素培養下でおおむね検討できた。
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今後の研究の推進方策 |
脂肪細胞との共培養を今後行なっていく。
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