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カリウムによる新規ナトリウム・クロライド共輸送体の制御機構に基づいた夜間多尿治療

研究課題

研究課題/領域番号 23K08733
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

木内 寛  大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (70403053)

研究分担者 福原 慎一郎  大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (20609870)
栗林 宗平  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (20882260)
辻村 剛  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (20964406)
野々村 祝夫  大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30263263)
岡田 紘一  大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (30845194)
上田 倫央  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (40759528)
今中 岳洋  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (40909652)
竹澤 健太郎  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (90648015)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード夜間多尿 / 一酸化窒素 / カリウム
研究開始時の研究の概要

腎局所におけるアンジオテンシンⅡの活性化や酸化ストレスの亢進が遠位尿細管ナトリウムチャネルであるナトリウム・クロール共輸送体を過剰活性化させ、夜間多尿を引き起こすというメカニズムを解明した。カリウムによる NCC の制御機構に着目した。カリウム摂取が細胞外液カリウム濃度の上昇と Gut-kidney axis センサーの両者により腎 NCC の活性化を抑制する新機構が注目されている。そこで「カリウムによる NCC 制御機構に基づいた夜間多尿治療」という新たな発想で、その有効性について動物モデルだけでなく、ヒトでの臨床試験を行い、さらにその分子メカニズムに迫る。

研究実績の概要

腎局所におけるアンジオテンシンⅡの活性化や酸化ストレスの亢進が遠位尿細管ナトリウムチャネルであるナトリウム・クロール共輸送体(NCC)を過剰活性化させ、夜間多尿を引き起こすというメカニズムを解明した。カリウム摂取が細胞外液カリウム濃度の上昇と Gut-kidney axis センサーの両者により腎 NCCの活性化を抑制する新機構が注目されている。「カリウムによる NCC 制御機構に基づいた夜間多尿治療」の有効性について動物モデルで検証を行っている。夜間多尿モデルの安定した作成に時間を要していたが、最近になって安定的にモデルの作成ができるようになった。現在、高カリウム食と普通食の食餌による夜間多尿について検証をしている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

現在、夜間多尿マウスモデルに高K食、普通食を食餌として与える2群を作成して、夜間多尿が改善するかどうかを検討している。この実験には、薬剤を用いて、一酸化窒素欠乏状態を作ることとで夜間多尿モデルを作成しているが、このモデルが不安定になっていたために、実験を始めることに時間を要した。現在は安定的に夜間多尿モデルの作成が可能となり、カリウムの影響の実験を開始している。

今後の研究の推進方策

まずは高カリウム食による夜間多尿の改善に関する効果をaVSOP法を用いて検討をする予定である。さらに尿中ナトリウム、カリウム排泄量の日内変動、血中ホルモンの測定。日中、夜間の尿を採取し、尿中 Na、K、Cr 排泄量の日内変動を測定する。さらに血中 Na、K、Cr とレニン、アンジオテンシンⅡ、アルドステロンホルモンを測定し、比較検討を行う。高塩分食による血圧や心拍数の変化について、テイル・カフ法で測定を行い、それぞれの交感神経活動を記録する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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