研究課題/領域番号 |
23K08740
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
小川 総一郎 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (50554200)
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研究分担者 |
小島 祥敬 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60305539)
赤井畑 秀則 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (70644178)
佐藤 雄一 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (00706848)
胡口 智之 福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (40791950)
秦 淳也 福島県立医科大学, 医学部, 学内講師 (00769606)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 精索静脈瘤 / ストレス / 精子形成 / 精子形成障害 / 環境応答因子 |
研究開始時の研究の概要 |
精索静脈瘤は、精巣温度の上昇や低酸素状態などに由来する酸化ストレスを原因として精子形成障害を惹起するという説がある。しかし、確固たるエビデンスは明らかにされておらず、その病因を解明し、男性不妊症の新たな治療戦略への糸口を見い出すことは重要な課題である。私たちは、精子形成障害の機序として、環境ストレスに対する応答制御システムに着目した。精索静脈瘤を伴う不妊症患者の精巣では、環境応答因子の活性低下や、血液精巣関門を形成するセルトリ細胞間の接着障害が生じることによって、組織レベルでの炎症波及が増悪して精子形成障害が惹起されている可能性を考え、それらの活性や、血液精巣関門の細胞接着分子に焦点を当てる。
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研究実績の概要 |
本研究は、精索静脈瘤を伴う男性不妊症患者に対する手術時に得られる精巣組織を用い、環境応答転写制御シグナルの活性や細胞間接着、精子形成過程におけるアポトーシスに焦点を当てて解析することにより、精索静脈瘤による精子形成障害の機序を明らかにすること、さらには、創薬など新たな治療戦略構築への糸口を見い出すことが目的である。そのために、手術で得られたヒト検体を用いた組織学的評価、発現機能解析を実施する。初年度は、当初の予定どおりの手術症例数に到達しなかったため、発現機能解析は実施せず、データベースの整理や臨床データの収集、組織学的な評価を実施し、現在も継続中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
手術症例数が当初の予定ほど集まっていないことが原因である。また、各解析前の予備実験を実施している。
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今後の研究の推進方策 |
次年度以降は、予定どおり、組織学的評価と発現機能解析に着手する予定である。
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