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1細胞RNA-sequenceを用いた停留精巣における精子幹細胞ニッチの遺伝子発現解析

研究課題

研究課題/領域番号 23K08745
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

守時 良演  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (50595395)

研究分担者 加藤 大貴  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (00620931)
西尾 英紀  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (10621063)
林 祐太郎  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40238134)
安井 孝周  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
水野 健太郎  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70448710)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2027年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2026年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード停留精巣 / 1細胞RNA sequence / 精子幹細胞 / RNA-シークエンス
研究開始時の研究の概要

本研究では男性不妊症のモデルとして停留精巣を用い、精子幹細胞ニッチの構成細胞ごとの遺伝子発現を下降精巣(正常精巣)と1細胞RNA-sequenceを用いて比較する。本研究により、停留精巣の幹細胞ニッチで発現が変化している遺伝子(群)を1細胞レベルで同定し、停留精巣における男性不妊症の原因を究明する。
具体的には、I:停留精巣モデルマウスの確率、II:TypeB精原細胞、2.マウスES細胞でのRNA-sequence、III:マウス精巣を用いたRNA-sequenceの3段階で行うこととする。

研究実績の概要

[停留精巣モデルマウスの開発]これまでのラットの手法を踏襲して妊娠マウスにフルタミドを投与しても、停留精巣は作成困難であった。そこで外科的な手法を用いて、思春期前に相当する生後3週のマウスで停留精巣作成を行った。体格の小さなマウスで皮膚小切開を行い、鼠径管を直視下に結紮し埋没縫合を行うことで安定的なモデルマウスの作成に至った。
停留精巣を組織学的に評価したところ、対側精巣と比較して明らかな組織のdeteriorationを認めた。
[微量なmRNAの増幅]1細胞に相当する10pg当量のGC-1細胞(typeB spermatogonia) mRNAからのcDNA増幅合成を、2つの方法(SC3-seq vs Quartz-seq)で行い、増幅効率をqPCRで比較した。SC3-seqでは、40コピー/細胞相当のmRNAまで、約80%の再現性で増幅可能であった。
SC-3seqを用いた増幅をマウスES細胞で行い、40-80コピー/細胞相当のmRNAは増幅していることが確認できた。しかし40コピー以下のmRNAの増幅効率はばらつきがあった。
[精巣組織のdissociation]精巣組織を物理的、化学的方法でdissociationしたが、依然として化学的dissociationの再現性が得られておらず、条件検討を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

1細胞のRNA抽出から増幅まで相当数の時間を要するため、時間的な制約から進捗が遅れている。また、手技の問題からか低コピーの遺伝子増幅にばらつきがあり、修正に時間を要している。

今後の研究の推進方策

手技の見直しを図る予定である。また学内別グループの他の研究員とも共同で研究をすすめ、時間的な制約についても改善を図る予定としている。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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