研究課題/領域番号 |
23K08752
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
竹島 雄太 東京大学, 医科学研究所, 助教 (10372393)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | がん治療用ウイルス / 腎細胞がん / 免疫チェックポイント阻害薬 / 免疫療法 / トランスレーショナルリサーチ |
研究開始時の研究の概要 |
我々の研究室で研究を進めてきたがん治療用遺伝子組み換え単純ヘルペスウイルスI型(HSV-1) G47Δが悪性膠芽腫に対し2021年6月に製造販売承認に至り、他のがん種への早期の適応拡大が望まれる。本研究では腎細胞がんをターゲットとし、現在行われているチロシンキナーゼ阻害薬や免疫チェックポイント阻害薬との併用による有効性の検討を行うことを目的とする。具体的には腎細胞がんに対するG47Δの有効性を上記薬剤との併用下でin vitro/in vivoの様々なモデルで検証する。本研究で得られたデータがG47Δの腎細胞がんへの適応拡大に直結するものと期待される。
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研究実績の概要 |
研究計画に基づき、令和5年度はヒト腎がん細胞株に対するin vitroでのG47Δの感染能・複製能解析を行い、その有効性を確認した。またin vitroでの複製能試験を行い、ヒトおよびマウス腎がん細胞株内でのG47Δの高い複製能が確認された。マウス腎がん皮下腫瘍モデルを用いた各種併用療法のin vivoでの抗腫瘍効果解析をおこない、G47Δと既存治療法との併用療法について、単独療法と比較し有意に高い抗腫瘍効果が確認された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究計画において平成5年度に設定していたin vitroの試験は完了した。また令和6年度に開始予定としていたin vivoの試験についても着手し、一部完了した。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度以降も当初の研究計画に沿って ①in vivoのマウス皮下腫瘍モデルに対する抗腫瘍ウイルスと既存治療法の併用におけるマウスの免疫応答の解析 ②in vivooのマウス腎癌モデルをベースにネオアジュバント療法の評価モデル確立 ③上記②を利用したG47Δの抗腫瘍効果解析 と進める予定としている。
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