研究課題
基盤研究(C)
根治的前立腺全摘除術後に生じる尿失禁の有効な治療法は少なく、病態解明と新規治療法の開発は喫緊の課題である。本研究の目的は、①空間分解能ダイナミック造影magnetic resonance imaging(MRI)を用いた、汎用性の高い尿道血流評価法を開発すること、②本手法を用い、尿道血流の観点から術後尿失禁の病態生理を解明すること、③骨盤底筋体操や薬物治療の尿道血流に対する影響を検証することである。本研究によって得られる結果は、術後尿失禁についての新たな病態解明に繋がり、今後の新規創薬や術式開発への応用が期待される。