研究課題/領域番号 |
23K08770
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
馬嶋 剛 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (90625138)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 尿道血流 / 前立腺全摘除術 / MRI |
研究開始時の研究の概要 |
根治的前立腺全摘除術後に生じる尿失禁の有効な治療法は少なく、病態解明と新規治療法の開発は喫緊の課題である。本研究の目的は、①空間分解能ダイナミック造影magnetic resonance imaging(MRI)を用いた、汎用性の高い尿道血流評価法を開発すること、②本手法を用い、尿道血流の観点から術後尿失禁の病態生理を解明すること、③骨盤底筋体操や薬物治療の尿道血流に対する影響を検証することである。 本研究によって得られる結果は、術後尿失禁についての新たな病態解明に繋がり、今後の新規創薬や術式開発への応用が期待される。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、空間分解能ダイナミック造影(以下DCE)- MRIを用いて尿道血流を評価し、ロボット支援前立腺全摘除術(以下RARP)後の尿失禁との関係を調べることにある。本研究を進めるにあたり、症例の組み入れのサンプル数設定を計算する必要があった。従って、過去に当院でDCE-MRI検査を行ったRARPの症例を後方視的に調べた。86例の症例を対象に、RARP後のパッドフリー率と尿道血流の解析を行ったところ、p=0.05と有意な傾向が認められた。従って本研究結果を元に、サンプル数の設定を行った。 その後当院での臨床研究のための倫理審査を終了させ、現在症例の組み入れを行っているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
倫理委員会の承認までに時間を要したため、研究開始が遅くなってしまった。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、RARPの症例で組み入れ基準を満たす症例を積極的に研究に組み入れていく予定である。
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