研究課題
基盤研究(C)
卵母細胞ならびに受精卵はしばしば染色体分配エラーを起こす。また、体外で培養することで細胞内ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド (NAD+)量が減少する。その結果、細胞内でのエネルギー代謝とレドックス制御の不均衡が生じる。本研究では、細胞内NAD+を補充することにより、哺乳類卵母細胞ならびに受精卵の紡錘体構造の正常化とミトコンドリア機能の改善を行い、染色体分配エラーの低減と受精卵の発育能力の改善を目指す。