研究課題/領域番号 |
23K08810
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
関沢 明彦 昭和大学, 医学部, 教授 (10245839)
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研究分担者 |
廣瀬 達子 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (90796301)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 母体血漿中DNA / 出生前検査 / 胎児異常 / CNV / 出生前遺伝学的検査 / 次世代シークエンサー |
研究開始時の研究の概要 |
妊婦血漿中cfDNA中の胎盤由来のゲノムを解析するNIPTが、母体・胎盤・胎児のさまざまな病態を検出する切っ掛けとなることがある。また、妊娠初期の妊婦血漿中cfDNAのゲノム解析によって検出される変化を評価することで、妊娠予後や周産期予後に関連するさまざまな異常が検出可能である。そこで、NIPTコンソーシアムが蓄積した6万件を超える大規模なNIPTのゲノム解析データと臨床情報を結合させ、また、前方視的に行う検査の結果を統合することによって、ゲノム解析データと妊娠合併症や周産期予後などとの関係を解明するための基盤となるデータベースを構築する。
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研究実績の概要 |
NIPTでのゲノム解析を行う中で妊娠・出産について影響を及ぼさないと考えられる母体由来と判断されるCNVが散見される。そのCNVの中で1Mb以上のサイズのものを抽出し、東北メガバンクの公開データをリファレンスとして、妊娠・出産に影響しない正常変異の抽出作業を行っている。母体血のCNVデータの抽出は終了し、現在、公開データをリファレンスとして照合を行っており、その結果を論文報告する予定である。 次に、胎児のゲノム異常(CNV)は児の発育や健康度、形態異常などにさまざまな影響を及ぼすことから、2015年以降に3つのコモントリソミーを対象に実施したNIPTの解析データを再解析することで、後方視的に胎児由来と考えられる7Mb以上のCNVを抽出し、FGRや子宮内胎児死亡となる症例、または児に形態異常がある症例における検出率と正常に妊娠経過した症例でのCNVの検出率に差異があるかについて検討している。重度なFGRや子宮内胎児死亡の症例の中で、データのクリーニング作業を進めており、CNVのある症例を整理している最中である。 妊婦血漿中cfDNA中の胎児由来成分率とその後の妊娠予後、周産期予後(妊娠高血圧症候群、胎児発育不全、流・早産、子宮内胎児死亡、常位胎盤早期剥離など)との関連を見る後方視的な検討も、データのクリーニング中であり、データセットが完成したのちに、次年度、解析を行って論文化を予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究は3分野からなり、収集データのクリーニング作業を中心に今年度取り組んだ。次年度以降はそのデータセットの解析、論文化の準備を行う予定であり、概ね順調にすすんでいる。
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今後の研究の推進方策 |
今後、上記に記載の通り、クリーニングされたデータセットを基に、統計解析、論文作成を予定している。計画通りに研究が進む予定である。
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