研究課題/領域番号 |
23K08828
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
金子 恒樹 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (40617536)
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研究分担者 |
武岡 真司 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20222094)
大久保 訓秀 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (20974744)
萩沢 康介 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 生理学, 准教授 (50539244)
木下 学 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 免疫・微生物学, 教授 (70531391)
照井 克生 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (90256074)
宮本 守員 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 産科婦人科学, 講師 (90738923)
佐藤 仁哉 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病態病理学, 准教授 (90801845)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 羊水塞栓症 / 凝固障害 / アナフィラキシーショック / 産科危機的出血 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、血小板活性化因子(PAF)を切り口にして羊水塞栓症の病態生理を解明する。羊水塞栓症のアナフィラクトイド反応・凝固障害・臓器障害を一元的に説明する病態として、好中球・血小板・PAFの複合作用を想定した。母体に侵入した羊水中のPAFは血管内皮細胞を傷害し、濃度依存性に好中球を活性化、血管透過性を亢進させてアナフィラクトイド反応を生じるとともに、PAFは時間依存性にも作用して血小板を活性化し好中球と複合体を形成して好中球細胞外トラップ(NETs)を誘導し、臓器障害や凝固障害を生起すると着想した。さらには病態解明に引き続き、PAF誘導を抑えることで羊水塞栓症の治療が可能かについても検討する。
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研究実績の概要 |
凝固障害モデル(血行動態安定型)の確立:帝王切開時に採取した羊水を遠心分離により胎便や血液成分を除去し、10分間で計3ml投与することで、凝固障害が主体の子宮型・羊水塞栓症を発症させた。そこでは母体の血小板値が70%減少し、血小板凝集能が80%低下し、その状況から子宮動静脈に損傷を加えて出血させたのちに、血漿のみを投与した場合にはDICを発症し止血不能となったが、H12-ADP-リポソーム治療を加えるとDICを予防し止血できることを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
上記研究実績に関して論文を作成し、投稿している。
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今後の研究の推進方策 |
胎便等を含有した羊水を(2.3mL/kg)投与することで、数分以内に循環動態が急激に悪化する心肺虚脱型・羊水塞栓症病態の再現に成功している。今後、この重症病態において、凝固障害とアナフィラキシーショック発症の鍵となる、炎症メカニズムを明らかにしていく。
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