研究課題
基盤研究(C)
ヒトや家畜など哺乳類が月や火星へ移住する際に被爆する深宇宙放射線が、生殖細胞や子孫へどのような影響を与えるのか明らかにすることは人類の未来のために必須である。しかし、地球からわずか400キロ上空の近宇宙を回る国際宇宙ステーション(ISS)では影響を調べることは出来ず、ゲートウェイでの研究でのみ可能である。そこで本研究では、深宇宙放射線の生殖細胞および次世代への影響を調べるために、基本となる生殖細胞への影響をリファレンスする研究として、地上実験およびISSでの実験を行うことで、フリーズドライ(FD)精子が次世代への影響を調べることができる深宇宙生物線量計となりうることを証明する。