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母体腸内環境が胚発生と妊娠維持に寄与する機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 23K08876
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関静岡県立大学

研究代表者

大橋 若奈  静岡県立大学, 薬学部, 准教授 (50381596)

研究分担者 長谷 耕二  慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 教授 (20359714)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードDOHaD / 腸内細菌叢 / 胎児発達 / 胚発生
研究開始時の研究の概要

将来における疾患のかかりやすさや健康は、胎児期や出生早期の環境の影響を受けるとの概念が提唱されており、これをDOHaD仮説と呼ばれている。妊娠期における抗生物質投与は出生児の疾患リスクに影響することが見出され、妊娠期の母体腸内細菌叢の撹乱は子供の健康に影響することが示されているが、受精や発生への影響は未だ明らかではない。そこで、本研究では母体腸内細菌叢が発生に及ぼす影響を検証し、胎児発達への影響について明らかとすることを目指す。

研究実績の概要

ヒトの腸管には多くの微生物叢が生息し、腸内細菌叢を形成している。腸内細菌叢を構成する菌は約1,000種類存在するとも言われており、菌の種類の豊富さや腸内細菌数の多さは宿主の健康に影響を及ぼすことが知られている。このような腸内細菌叢の構成は動的に変化することが報告されている。代謝性疾患や自己免疫性疾患といった様々な病態においては腸内細菌叢が変化することが示され、腸内細菌叢と病態との関わりが示されるようになってきた。病態との関わりに加えて、加齢や妊娠といった宿主の生理的な変化によっても腸内細菌叢が変化することが分かりつつある。しかしながら、このような生理的な変化による腸内細菌叢構成の変化は、生理的変化の結果生じたものなのか、または腸内細菌叢が生理的変化において何らかの寄与をしているのかについては不明な点が多い。そこで、本研究は腸内細菌叢が母体の生殖機能に及ぼす影響を明らかとすることを目的として進めている。今年度は、腸内細菌叢が母体の妊孕性に与える影響について、腸内細菌叢が欠落している無菌マウスモデルを用いた検証を行い、無菌マウスにおいては通常マウスを比較して妊孕性に違いがあることを見出した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

無菌マウスモデル系の構築も順調に進み、予定通りに進行している。

今後の研究の推進方策

今年度に得られた知見をもとに、計画書に沿った研究の推進を予定している。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] The role of maternal gut microbiome in fetal growth in mice2024

    • 著者名/発表者名
      Wakana Ohashi
    • 学会等名
      DIETology symposium
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] 母体腸内細菌代謝物による胎児発育機構の解析2023

    • 著者名/発表者名
      大橋若奈、長谷耕二
    • 学会等名
      第46回日本分子生物学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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