研究課題
基盤研究(C)
不妊治療は少子高齢化が進む我が国の喫緊の課題であるが、体外受精による妊娠率は30%程度と停滞し改善に乏しい。我々は着床機構の解明や、妊娠率改善に繋がる新規治療法を開発するために、多能性幹細胞から子宮内膜間質細胞への誘導法の開発を目指している。本研究では、我々が新規に開発したミュラー管様上皮細胞の誘導系をさらに発展させ、次の段階である子宮内膜間質細胞への誘導系を開発するとともに、その際に誘導される子宮内膜間葉系幹細胞の分化機序や作用機序の一端を解明する。