研究課題
基盤研究(C)
頭部が回転すると半規管により感知され、頭部の回転と同一の平面内で、回転と逆の方向に頭部が動き、視線と頭部の動揺を防ぐ(前庭頚反射)。頚部は多くの筋と関節から成る複雑な系であり、計算論的には、そのような厳密な特性を持つ半規管頚反射をすばやく起こすための運動指令は、個々の筋ではなく複数の筋を同時に支配することで制御対象数を減らしているものと考えられる。本研究では、その神経機構の生物学的基盤を明らかにする。