研究課題
基盤研究(C)
難聴-不妊症候群は比較的新しい常染色体劣性遺伝形式をとる遺伝性疾患の一つである。難聴-不妊症候群の原因としては、STRC 遺伝子と、CATSPER2 を含む染色体15q15.3領域の欠失により生じるが、欠失領域に関しては個人差が大きい。本研究ではLong Read型の次世代シークエンサーを用いることで、STRC遺伝子欠失に伴う難聴患者の正確な欠失領域や微細な逆位、転座を検出するとともに、偽遺伝子と相同性が高く従来型の次世代シークエンサーでは検出できなかった領域のSNP解析を行い、詳細な臨床的特徴を明らかにすることを目的とした。