研究課題
基盤研究(C)
抗好中球細胞質抗体関連血管炎(AAV)に伴う副鼻腔炎や好酸球性副鼻腔炎は、保存的治療が効果の乏しい難治性副鼻腔炎である。近年、顆粒球細胞外トラップ(ETs)という、好中球や好酸球から放出される網状の物質が過剰に産生されることで自己免疫性疾患などを引き起こすことが判明してきた。今回の研究では、難治性副鼻腔炎(AAV副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎)症例の検体を用いて、好中球および好酸球のETsを測定することで好酸球性副鼻腔炎やAAVによる副鼻腔炎の診断・疾患活動性に関するバイオマーカーとしての有用性を評価することを目的とする。