研究課題/領域番号 |
23K08951
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
大田 重人 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10529473)
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研究分担者 |
都築 建三 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (50441308)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 耳管開放症 / めまい / 自律神経障害 |
研究開始時の研究の概要 |
耳管開放症は、癌などの消耗性疾患や体重減少、低血圧、ストレスといった背景因子により、耳管が常時開大する疾患である。耳管開放症にはめまいを伴う病態が存在するが、その実態は不明で適切な治療がなされていない。本研究では、めまいを伴う耳管開放症について、平衡機能や自律神経機能、心因的要素を評価することにより、その病態を解明する。 耳管開放症に伴うめまい病態を解明することにより原因不明とされているめまいの中に「耳管開放症関連性めまい」という新たな疾患概念が提唱される。そして、めまいを伴う耳管開放症に対する治療法を確立することにより、耳管開放症が関連した難治性めまいの治療法が確立する。
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研究実績の概要 |
耳管開放症は、癌や消化器疾患などの消耗性疾患や体重減少、低血圧、ストレスといった背景因子により、耳管が常時開大してしまう疾患である。耳管開放症にはめまいを伴う病態が存在するが、その実態は不明で適切な治療がなされていない。 本研究の目的は、めまいを伴う耳管開放症について、平衡機能や自律神経機能、心因的要素を評価することにより、その病態を解明することである。さらに、めまいの病態を含めた耳管開放症に対する治療法の確立(内科的および外科的:耳管ピン挿入術)を目指す。 本研究を実施することにより、耳管開放症に伴うめまい病態を解明されれば、原因不明とされているめまい症の中に「耳管開放症関連性めまい」という新たな疾患概念が提唱されることとなる。そして、めまいを伴う耳管開放症に対する治療法を確立することができれば、耳管開放症が関連した難治性めまいの治療法が確立することに繋がる。 現在までに、耳管開放症の自律神経機能について起立試験と加速度脈波によって評価し、耳管開放症に関連しためまいは自律神経障害が関与していることを示唆するデータが得られている。また、平衡機能検査については、温度眼振検査で半規管機能に異常を認めない一方、前庭誘発頸筋電位(VEMP)検査にて前庭器(耳石器)に異常のある可能性を示唆するデータが得られている。 さらなる病態解明のため、加速度脈波の周波数分析や心理検査などの質問紙を用いたデータ収集を遂行中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
自律神経機能評価のための加速度脈波測定について、新規機器の設定や安定した条件(湿度、温度、環境音)を満たす環境整備にやや難渋し安定したデータをとれるようになるまでに時間を要した。そのため、予定した症例数に達していない。
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今後の研究の推進方策 |
耳管開放症患者のデータとともに比較対照として同意の得られた健常ボランティア、耳管狭窄症患者、めまいを伴う突発性難聴などの耳疾患患者との比較検討を行い、めまいの合併率と特徴および自律神経障害、平衡機能障害、心因的要素を明らかにしていく。
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