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経皮的電気刺激による脳可塑性の誘導を利用したPPPDに対する新規治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K08966
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

蒲谷 嘉代子  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (50569259)

研究分担者 岩崎 真一  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (10359606)
近藤 真前  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, 客員研究員 (30625223)
浅井 友詞  日本福祉大学, 健康科学部, 教授 (70515600)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード慢性めまい / 持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD) / 前庭リハビリテーション / ノイズ前庭電気刺激 / 経頭蓋直流電気刺激 / PPPD / 経皮的電気刺激
研究開始時の研究の概要

持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)は、重症例が多いため、重大な社会的損失をもたらしている。治療は、抗うつ薬、前庭リハビリ、認知行動療法などが行われているものの、治療に難渋する症例も多い。病態は、先行する急性めまいに対する適応反応が過剰反応となって残存することにより発症すると考えられている。したがって、PPPDに対して、ノイズ前庭電気刺激や経頭蓋直流電気刺激を用いて前庭系の脳神経活動に可塑的変化を誘導したうえで、前庭リハビリによる前庭系の再適応を促すことは、PPPDの病態にもとづいた根本治療となりうる。電気刺激による脳可塑性の誘導を応用したPPPDの新規治療の有効性について探索的研究を行う。

研究実績の概要

持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)は、3次医療機関を受診するめまい患者の15-20%を占め、生活機能障害をきたす重症例が多いことから、重大な社会的損失をもたらしている。PPPDに対する治療は、抗うつ薬、前庭リハビリテーション、認知行動療法などが行われているものの、無効例も多く、治療に難渋する症例も多い。PPPDの病態は、先行する急性めまいに対して、視覚や体性感覚による適応反応が過剰反応となって残存することにより発症すると考えられている。したがって、PPPDに対して、ノイズ前庭電気刺激や経頭蓋直流電気刺激を用いて前庭系の脳神経活動に可塑的変化を誘導したうえで、前庭リハビリテーションによる前庭系の再適応を促すことは、PPPDの病態にもとづいた根本治療となりうると考える。
本研究の目的は、経皮的前庭電気刺激による脳可塑性の誘導を応用したPPPDの新規治療の有効性について探索的研究を行うことである。
2023年度は、本研究を遂行するための準備を施行した。特定臨床研究に該当するため、CRB(認定臨床研究審査委員会)の審査に時間を要したが、先日承認されたところである。ノイズ前庭電気刺激装置、理学療法士が指導する前庭リハビリテーションを行う準備はすでに整っている。ノイズ前庭電気刺激装置を用いた前庭リハビリテーションから、先に開始予定としており、iRCTへの登録が終了次第、第一症例の症例登録を開始する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

特定臨床研究に該当するため、CRB(認定臨床研究審査委員会)での審査を受ける準備、受験に時間を要した。

今後の研究の推進方策

iRCTに登録され次第、1例目の募集を予定している。計画通り、ノイズ前庭電気刺激より無作為化比較研究を開始する。予定数が終了次第、経頭蓋直流電気刺激を開始できるよう準備を行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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