研究課題/領域番号 |
23K08978
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐藤 拓 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50779808)
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研究分担者 |
上羽 瑠美 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (10597131)
後藤 多嘉緒 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20735930)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 肺移植 / 誤嚥 / 胃食道逆流 / 咳嗽反射 / ペプシン / 胆汁酸 / GERモデル / 十二指腸胃食道逆流 / ウルソデオキシコール酸 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、十二指腸胃食道逆流(以下、DGER)の逆流内容物に含まれる胃酸・胆汁(胆汁酸)に特に着目し、DGERが喉頭・下気道にどのように影響するかについて、DGERモデルを用いて組織障害や感覚受容体の発現変化、炎症・線維化マーカーの発現などの基礎的検証を行う。次に、肺移植に類した慢性肺障害・DGERモデルを作製し、喉頭、気管、障害肺への影響について組織学的・分子生物学的に明らかにする。最後に、ウルソデオキシコール酸によるDGERモデルおよび慢性肺障害・DGERモデルにおける喉頭・下気道障害の予防効果について検証する。
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研究実績の概要 |
肺移植は、慢性呼吸不全に対する現在唯一の治療法である。肺移植後の予後規定因子である「拒絶・感染」に、胃食道逆流(以下、GER)や誤嚥の関与が示唆されているものの、臨床的・基礎的双方の観点から未だ機序の解明には至っていない。本研究では、肺移植術後の経過にGERや誤嚥がどのように関与するか、臨床的及び基礎的に検証する。 臨床研究では、喉頭感覚、咳嗽反射、誤嚥の程度、GERの程度を経時的に評価し、移植肺の「拒絶・感染」の危険因子や介入可能な因子について調査中である。 基礎研究では、GERの逆流内容物に含まれる胃酸(塩酸・ペプシン)、胆汁(胆汁酸)に特に着目し、本年度では、GER動物モデルの作製に着手している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
臨床研究に関しては、現在進行中であり、喉頭感覚、咳嗽反射、誤嚥の程度、GERの程度を経時的に評価している。 基礎研究に関しては、GER動物モデルの作製の再現性について検討の余地があり、今後の改良の余地がある。
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今後の研究の推進方策 |
臨床研究に関しては、引き続き行っていき、症例を蓄積していく。 基礎研究に関しては、まずGER動物モデルの作製の再現性を高めることを第一に行っていく。
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