研究課題/領域番号 |
23K08990
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
桝井 貴史 近畿大学, 奈良病院, 講師 (10550890)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | REGIII / 頭頸部癌 / 治療感受性 |
研究開始時の研究の概要 |
1. REG Ⅲを誘導・発現させた頭頸部癌細胞株(FaDu)における in vitro での細胞増殖度、遊走能、浸潤能及び抗癌剤・放射線感受性に関する検討 2. REG Ⅲの細胞増殖能、治療感受性、および癌幹細胞活性化に影響を及ぼす細胞内シグナルの検討 3. 鶏卵を用いたin vivo癌浸潤・転移モデル, chick chorioallantoic membrane assay, (CAMassay)における頭頸部癌移植腫瘍の検討 4. マウスを用いたin vivo癌浸潤・転移モデルにおける頭頸部癌移植腫瘍の検討
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研究実績の概要 |
近年頭頸部癌に対する治療は、臓器温存を目的とした化学放射線療法が主体となっているが、その効果には個体差があり、現在、治療前に治療感受性・予後の予測が可能となるような治療感受性の指標となるバイオマーカーの開発が急務となっている。 申請者らは、先行研究により頭頸部癌においてREG IIIの発現が治療効果の向上に寄与し予後改善の因子となることを明らかにしてきた(Masui T, et al. Oncol Rep, 2013.)が、その詳細なメカニズムについては、未だ解明されていない。 今回我々は、in vitroおよび、鶏卵とマウスを用いたin vivo癌浸潤・転移モデルを用いて、REG Ⅲが癌の浸潤・転移へ関与するメカニズムやREG Ⅲ誘導因子による治療感受性に与える影響を解明し、頭頸部扁平上皮癌・非扁平上皮癌の治療感受性の指標となる新たなバイオマーカーの開発を目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19の感染拡大などによる遅延
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今後の研究の推進方策 |
約1年で実験結果を出す。残りの1年で論文作成。
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