研究課題
基盤研究(C)
ぶどう膜悪性黒色腫(uveal melanoma: UM)ではMDM4ならびにMAPKとその上流に位置するPKCが増殖制御において重要な役割を持つことがこれまでに報告されている。そこで本研究ではこれらの鍵分子に着目し、MDM4およびPKCを効率的に抑制できる薬剤の探索と同時に候補薬剤がUMの増殖を抑制するか、特にin vivoの前臨床モデルにおいて抗腫瘍効果を発揮するかにつき検討を行う。加えて候補薬剤のUMにおける作用機序についても分子レベルでの解明を試みる。これらを通じ、UMに対する安全な新規治療薬の開発につなげる医学的にも社会的にも意義のある研究を行うことを計画している。