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角膜ジストロフィの角膜混濁発症メカニズムの解明と新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K09031
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

臼井 智彦  国際医療福祉大学, 医学部, 主任教授 (80282557)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード角膜ジストロフィ
研究開始時の研究の概要

本研究では、疾患モデルマウスを用いて、遺伝子編集の効果を検討することを目的とすると同時に、疾患培養細胞を用いてTGFBI変異による角膜混濁や角膜びらんのメカニズムの解明を行う。本疾患はレーザー治療や角膜移植などの外科的治療を行っても再発が生じるため、病態メカニズムの解明と新規治療法の開発は急務である。また本研究を基盤として、角膜ジストロフィのみならず、様々な眼遺伝性疾患に対する治療法の開発への展望が開けると考れる。

研究実績の概要

今年度はまずマウスの施設移動のため、マウスの表現系の確認と遺伝子検査、並びに胚保存を行った。角膜混濁の程度が軽度になっており、混濁が出ているマウスをいくつかピックアップし胚保存を行った。また細胞株樹立のため、以前に手術検体から採取したTGFBI角膜ジストロフィの角膜実質細胞の遺伝子解析を行った。するとR124H, L527R, A546Dなどの変異が確認された。今後これらの細胞、並びに変異のないコントロールのヒト角膜実質細胞を不死化することにより、様々な解析を行う予定である。また角膜ジストロフィ患者の混濁様式と遺伝子異常の関与を検討するため、遺伝子情報や臨床所見のサマライズを行った。角膜ジストロフィは通常ほぼ両眼性であるが、片眼性の変異の2系統を確認した。また格子状角膜ジストロフィの同様の角膜混濁を来す睫毛乱生によるアミロイドーシスも経験した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

細胞株の作成のための、プライマリーカルチャー細胞の選定に戸惑ったことと、動物の表現系がやや軽度となり、動物の選定が困難だったこと

今後の研究の推進方策

予定通りの検討を行うとともに、角膜ジストロフィの角膜混濁のメカニズム解明には実際の患者の混濁の表現形と遺伝子異常の関係も重要と考えられる。よって角膜ジストロフィ患者の遺伝子解析を進め(倫理委員会取得済み)、角膜混濁や視機能の解析も進める。また一部の角膜ジストロフィではアミロイドが沈着するが、睫毛乱生や円錐角膜といった他の眼疾患でも角膜アミロイドーシスは生じる。よってこれらの疾患を手がかりに、混濁のメカニズムについて検討を行いたい。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 睫毛乱生に伴う続発性角膜アミロイドーシスの1例2024

    • 著者名/発表者名
      池田瑞希、臼井智彦
    • 学会等名
      角膜カンファランス2024
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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