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Small RNAプロファイリングによるサルコイドーシスの血中バイオマーカーの探索

研究課題

研究課題/領域番号 23K09048
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

目黒 明  横浜市立大学, 医学研究科, 特任教授 (60508802)

研究分担者 竹内 正樹  横浜市立大学, 医学研究科, 特任准教授 (80794081)
水木 信久  横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (90336579)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードサルコイドーシス / Small RNA / バイオマーカー / small RNA
研究開始時の研究の概要

Small RNAが様々な疾患において重要な診断バイオマーカーとなり得ることが報告されている。一方、サルコイドーシスとSmall RNAの関連の全容は未だ明確ではない。したがって本研究では、サルコイドーシスを対象に網羅的なSmall RNA解析(Small RNAプロファイリング)を実行し、サルコイドーシスの発症および各臨床症状と特異的に相関を示すSmall RNA(バイオマーカー候補)の同定を行う。

研究実績の概要

サルコイドーシスは、全身の諸臓器・組織に、非乾酪性類上皮細胞肉芽腫が形成され、様々な臓器傷害を呈する疾患である。本邦において、ぶどう膜炎の原因疾患として上位を占め、心臓病変を主因とする死亡の割合が高い。そのため、サルコイドーシスの予防および迅速な診断法を確立することは、非常に有意義なものといえ、サルコイドーシスの診断や予後の予測に有用なバイオマーカーの創出が望まれている。Small RNAは長さが200塩基未満のnon-coding RNAであり、遺伝子発現の制御に重要な役割を担っている。Small RNAを対象とした研究が以前より行われており、Small RNAが様々な疾患において重要な診断バイオマーカーとなり得ることが報告されている。一方、サルコイドーシスにおいても、Small RNAを対象とした解析が以前より行われているが、サルコイドーシスとSmall RNAの関連の全容は未だ明確ではない。したがって本研究では、サルコイドーシスを対象に網羅的なSmall RNA解析(Small RNAプロファイリング)を実行し、サルコイドーシスの発症および各臨床症状と特異的に相関を示すSmall RNA(バイオマーカー候補)の同定を行う。
2023年度は、日本人集団とチェコ人集団を対象に、サルコイドーシスのSmall RNAシーケンス(Small RNA-seq)解析を実行し、サルコイドーシスの発症に関わるSmall RNAの網羅的なスクリーニングを行った。さらに、サルコイドーシスの各臨床症状の発生や進展に関わるSmall RNAの網羅的なスクリーニングも行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究では、①日本人とチェコ人集団を対象にSmall RNA-seq解析を実行し、サルコイドーシスの発症に関わるSmall RNAを網羅的に同定する。また、②サルコイドーシスを各臨床症状で層別化した解析も実行し、各臨床症状の発生や進展に関わるSmall RNAの同定を行う。さらに、③同定したSmall RNAの機能解析を行うとともに、④Small RNAを標的とした医薬分子のスクリーニングを行い、サルコイドーシスの新規治療薬の候補を探索する。
現在までに、日本人とチェコ人集団を対象としたサルコイドーシスのSmall RNA-seq解析を実行し、サルコイドーシスの発症および各臨床症状の発生や進展に関わるSmall RNAの候補を網羅的にピックアップしている。
以上より、本研究は当初の研究計画のとおり、「おおむね順調に進展している。」といえる。今後引き続き研究を進めることで、当初の目標を達成できると考えている。

今後の研究の推進方策

今後、Small RNA-seq解析で網羅的に見出したSmall RNAを対象に、新たな日本人集団とチェコ人集団を用いて追認試験を行い、サルコイドーシスの発症および各臨床症状と真に有意な相関を示すSmall RNAを同定する。その後、同定したSmall RNAを対象に機能解析を実行し、同定したSmall RNAが標的とする(遺伝子発現に影響を与える)遺伝子を決定する。さらに、同定したSmall RNAの機能を阻害できる医薬分子の候補をコンピュータを活用して網羅的にスクリーニングし(in silico drug discovery法)、サルコイドーシスの新規治療薬の候補の探索を実行する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] パラツキー大学(チェコ)

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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