研究課題
基盤研究(C)
緑内障手術後の組織癒着を防止するためMMCを使用して癒着防止をはかることがゴールドスタンダードである。しかしMMCは重篤な合併症を引き起こすことがあるため兼ねてから安全な癒着防止剤の開発が期待されている。医療用接着剤LYDEX(ライデックス)は癒着防止の性質を有する粉末状物質である。しかし、粉末形状で吸湿性であった同剤は手術中の操作性が悪く、術野に適量を留置することが困難であった。本研究は、吸湿性である粉末状LYDEXを吸湿性のないシート形状とビーズ形状に改良して緑内障手術に使用し、これらが結合組織の増殖や癒着が抑制すること、残留期間が適切であることを評価する。