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前向きコホート研究に基づいたOCT緑内障発症リスク予測モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K09060
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

藤原 康太  九州大学, 大学病院, 助教 (80808121)

研究分担者 園田 康平  九州大学, 医学研究院, 教授 (10294943)
二宮 利治  九州大学, 医学研究院, 教授 (30571765)
上田 瑛美  九州大学, 医学研究院, 助教 (30911359)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワード緑内障 / 疫学研究
研究開始時の研究の概要

高齢化が進む現代において緑内障の有病率は増加しており(2017年久山町研究)、緑内障による失明者もますます増加することが懸念されている。この社会課題を克服するためには、緑内障発症リスクの高い患者を事前に発見し、早期に治療介入することが必要である。本研究では地域一般住民を対象としてOCTを活用した緑内障の追跡調査を実施し、OCTから得られる網羅的眼データと網羅的全身因子データを合わせて緑内障発症率との関連を解析することで、緑内障発症リスク予測モデルを確立する。本研究成績から緑内障を未病で発見し、より早期からの高リスク群の同定が可能となり、失明防止に貢献することが期待できる

研究実績の概要

緑内障は加齢とともに有病率が高くなることが報告されており、高齢化が進む本邦においては今後さらなる増加が懸念される眼疾患である。そのため緑内障発症リスクの高い患者を事前に発見し、早期に治療介入することが必要である。本研究の目的はOCT・全身因子・遺伝子因子から緑内障発症を予測することである。
緑内障発症のリスク因子を解析するためには縦断的な解析が必要であり、またOCTを活用することで視神経の詳細なパラメーターを客観的に評価することが必要となる。本研究は対象者それぞれに詳細な全身データ・遺伝子情報が付随していることから、全身因子を含めた網羅的な緑内障発症リスク予測モデルを確立できる。
継続して行っている緑内障発症調査を久山町住民健診時の6 月末から10 月末にかけて実施した。久山町住民健診にて眼科健診を行うと同時に内科健診にて全身の精査を行い、データを収集した。緑内障診断のためのスクリーニング検査として問診、非接触型眼圧、屈折、眼軸、細隙灯検査、散瞳、ステレオ眼底写真、OCTを用いて行った。スクリーニング検査で緑内障疑いとなった者・緑内障治療者を対象として精密検査を健康管理センターまたは近隣のクリニックで実施した。緑内障の診断は国際的な緑内障疫学的定義であるISGEOの診断基準(Foster PJ et al. Br J Ophthalmol, 2002)を用いた。精密検査項目は矯正視力、隅角検査、視野検査(ハンフリーSITA Standard 30-2)を実施した。視野の読影には国際的な視野の判定基準であるAnderson,Patella(Anderson et al. Mosby, 1999)を用いた。眼科検診を行うと同時に内科検診にて全身の精査を行いデータを収集した。今後は住民健診にて眼科健診を継続しデータを収集しながら、作成した内科データベースを結合できる状態にする予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画では、2023年は住民検診を行い、これまで行っていた検診と同一の方法で緑内障の発症調査を継続し、眼科データベースを作成する予定であった。予定どおり進んでいる。

今後の研究の推進方策

今後は住民健診にて眼科健診を継続しデータを収集する予定である。さらに作成した内科データベースと結合できる状態にし、活用可能なデータを抽出する作業を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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