研究課題/領域番号 |
23K09089
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
宮永 亨 金沢医科大学, 医学部, 講師 (60566868)
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研究分担者 |
吉冨 泰央 金沢医科大学, 医学部, 講師 (80399039)
宮永 葵子 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (80782367)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 血管網組織 / 組織幹細胞 / 成長因子 / 細胞外マトリックス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、申請者らが発見したPAT内組織幹細胞(CD34+CD31-)を利用し、新たな細胞治療の確立を目指すものである。PAT内に含まれるCD34+組織幹細胞に焦点をあて、組織幹細胞を解析し、細胞治療へ応用可能か検討する。将来的には、人工的に作製した“PAT細胞外マトリックスシート”に幹細胞や成長因子を添加し、人工PATシートの作製を目指す。
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研究実績の概要 |
研究の目的:本研究は、申請者らが発見したPAT内組織幹細胞(CD34+CD31-)を利用し、新たな細胞治療の確立を目指すものである。perifascial areolar tissue (PAT) は血管網を有する疎性結合組織であり、移植することで血管網を再生させ、組織を修復することが可能である。我々はウサギの難治創に対するPAT移植の有用性および、PAT内に含まれる細胞や細胞外マトリックスの解析に初めて成功した。その結果、PATにはCD34+組織幹細胞が豊富に存在し、血管新生を促進する成長因子や創傷治癒を促進する細胞外マトリックスを有していることが明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当該年は、本研究の根幹にかかわる論文をPlosOneに受理され、報告した。段階的に実験を行っていく。
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今後の研究の推進方策 |
今後は特に幹細胞に焦点をあて、PAT内のCD34+CD31-組織幹細胞を解析し、細胞治療へ応用可能か検討する。将来的には、人工的に作製した“PAT細胞外マトリックスシート”に幹細胞や成長因子を添加し、人工PATシートの作製を目指す。 研究実施計画:Cell characterization ①PAT由来組織幹細胞をシングルセル解析を行い、網羅的にPAT内に存在する遺伝子を解析する。 ②ヌードマウスの下肢虚血モデルへ投与(下肢動脈の結紮) 組織幹細胞を磁気細胞分離装置で抽出し、マトリゲルとともに、静脈投与もしくは下肢へ局 所注射する。組織染色で毛細血管密度測定、レーザードップラーや微小血管造影法で可視化して血流を解析する。
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