研究課題/領域番号 |
23K09105
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
伊倉 直彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (10867758)
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研究分担者 |
荒牧 典子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80365311)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ケロイド / 肥厚性瘢痕 / 細胞外マトリックス / versican / versikine |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、versikineや細胞外マトリクス自体がケロイド病変の拡大・維持に関与している可能性を検討し、ケロイド病態の発生機序の解明を目的とする。VersicanあるいはAdamts-5ノックアウトマウスを用いた肥厚性瘢痕モデルを作成し、瘢痕の形成や組織像を比較検討し、ADAMTS-4,5の抗体を用いて、in vitro及びin vivoで瘢痕形成への影響を検討する。
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研究実績の概要 |
ケロイドではコラーゲンを始めとした細胞外マトリックスの産生亢進や蓄積が認められることは古くから知られているが、近年ケロイドでは正常皮膚に比べ、細胞外マトリックスの一分子であるversicanの産生が亢進されているとの報告がされた(Yagi Y et al. J Invest Dermatol. 2013., Carrino DA et al. Biochem J. 2012.)。我々の研究では、肥厚性瘢痕でもversicanは増加しているのに対し、その分解酵素であるADAMTS (A Disintegrin And Metalloproteinase with Thrombospondin Motifs)や分解産物のversikineはケロイドでのみ上昇していることを見出した。このversikineはVersikine-SHAP-ヒアルロン酸複合体は炎症を惹起することが報告されているため、ケロイドの遷延する炎症にこのversikineが関与している可能性やその制御を行うことで、ケロイドの治療応用を目指すことを目的とした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
解析など概ね順調に遂行している。
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今後の研究の推進方策 |
サンプル数を集めてより詳細な解析を行う。
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