研究課題/領域番号 |
23K09113
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
中村 亮太 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (40761060)
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研究分担者 |
高成 啓介 愛知県がんセンター(研究所), がん病態生理学分野, 研究員 (80378190)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | リンパ浮腫 / スマートフォン |
研究開始時の研究の概要 |
慢性疾患におけるリンパ浮腫においては、セルフケアが重要であり、患者自身で施行可能であり簡便な評価方法の開発が望まれる。研究者らは、近年スマートフォンに搭載される様になったLiDARセンサーに着目し、スマートフォンのカメラを用いた評価方法が、正確性、遠隔診療の利用、セルフケアの推進の点において有用であると考え、本研究を着想した。本研究では、スマートフォンによるリンパ浮腫評価方法の確立、従来の評価方法とスマートフォンを用いた評価方法の比較を行い、専門のアプリケーションを作成、将来的には臨床での実用化を目指す。
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研究実績の概要 |
慢性疾患におけるリンパ浮腫においては、セルフケアが重要であり、患者自身で施行可能であり簡便な評価方法の開発が望まれる。研究者らは、近年スマートフォンに搭載される様になったLiDARセンサーに着目し、スマートフォンのカメラを用いた評価方法が、正確性、遠隔診療の利用、セルフケアの推進の点において有用であると考え、本研究を着想した。本研究では、スマートフォンによるリンパ浮腫評価方法の確立、従来の評価方法とスマートフォンを用いた評価方法の比較を行い、専門のアプリケーションを作成、将来的には臨床での実用化を目指す。 本年度はまず、スマートフォンによる評価方法の開発に取り組んだ。評価方法としてどのようなプロトコールが適切かをまず検討した。LiDARセンサーを搭載したスマートフォンを用い、患肢の3Dスキャンを行う。3Dスキャンはscandy pro(scandy)というアプリケーションを用いる。3Dスキャンによって得られた点群データを、Meshlab(ISTI-CNR)を用いてメッシュデータに変換処理を行う。処理後のデータを用いてFusion360(AUTODESK)上で周径値、体積値を計算する。撮影に適した肢位、環境、画像処理方法、測定部位などについて、健常者の四肢を用いてスマートフォンで測定を行い検討した。下肢に加え、上肢の撮影、測定を行った。今後は、体積、周径値以外に色調、温度に関してもスマートフォンを用いて測定可能かを検討するのに加え、メジャー、水中置換法と比較を行い、スマートフォンによる測定プロトコルの最適化を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
上肢の測定に関して、安定した撮影方法、肢位の確立に時間を要したため
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今後の研究の推進方策 |
今後は、体積、周径値以外に色調、温度に関してもスマートフォンを用いて測定可能かを検討するのに加え、メジャー、水中置換法と比較を行い、スマートフォンによる測定プロトコルの最適化を行う予定である。
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