研究課題
基盤研究(C)
Cartducin(カートデューシン)はC1q/TNF-related protein 3 (CTRP3)ともよばれており、研究代表者らが軟骨前駆細胞から同定した分泌タンパク質である。近年、炎症性関節疾患や代謝性疾患などにも関わる生理活性物質として、その多彩な作用が明らかになってきた。CTRP3/Cartducinはさまざまな細胞において、増殖や分化などを調節することが知られているが、その受容体は未だ見つかっていない。液性因子であるCTRP3/Cartducinの生理的・病態学的意義を深く理解するためには詳細な作用メカニズムの解明が重要であり、受容体の同定が必要不可欠である。