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歯乳頭に発現するSPARC関連因子による分化制御機構の解明と歯の再生の試み

研究課題

研究課題/領域番号 23K09140
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57020:病態系口腔科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

和田 裕子  九州大学, 歯学研究院, 助教 (70380706)

研究分担者 清島 保  九州大学, 歯学研究院, 教授 (20264054)
和田 尚久  九州大学, 歯学研究院, 教授 (60380466)
長谷川 佳那  九州大学, 歯学研究院, 助教 (30793989)
御手洗 裕美  九州大学, 大学病院, 助教 (60801660)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード歯胚 / 発生 / 歯 / 再生 / 分化 / 歯乳頭
研究開始時の研究の概要

これまでに上皮系幹細胞と間葉系幹細胞によって歯の再生を促す方法が提案されているが実現には至っていない。我々は、先行研究にて微量RNA seq解析により、歯胚発生過程の上皮間葉相互作用における歯乳頭に高発現する因子を同定した。本研究では、歯乳頭に発現するSPARC関連因子による歯髄血管新生制御機構および象牙芽細胞の分化制御機構を解明し、歯の形態形成への影響を明らかにすることを目的とする。本研究で得られた結果により、発生・再生研究や幹細胞研究において有益な情報を提供し、歯の再生治療を含めた新規治療法の開発を目指す。

研究実績の概要

上皮間葉相互作用を含む歯の発生メカニズムの解明が重要である。申請者らは、微量RNA seq解析により、歯胚発生過程の上皮間葉相互作用における歯乳頭に高発現する因子として、SPARC関連遺伝子ファミリーであるSmoc1とSmoc2を同定した。歯乳頭に発現するSPARC関連因子のSmoc1とSmoc2による歯髄血管新生制御と基底膜を介した上皮間葉相互作用による象牙芽細胞の分化制御が歯の形態形成にどのように関わっているかを明らかにすることを目的としている。
本年度は、免疫染色にてマウスの胎生期から生後の下顎第一臼歯におけるSPARC関連因子のSmoc1の発現様式を明らかにした。また、異なる時期の歯胚でのSmoc1の発現量をqPCRとWesternblotting にて比較した。加えて全身の臓器と歯におけるSmoc1の発現についてもqPCRとWestern blottingにて明らかにした。さらに、歯胚におけるSmoc1の機能を明らかにするために、マウスの歯胚の器官培養においてSmoc1の発現抑制を行ったところ、歯の形態に変化が認められた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

Smoc1の歯胚における発現様式と発現量について明らかにした。また、歯胚の器官培養において、Smoc1の発現抑制を行い歯の形態形成に関与することが分かった。Smoc2についても同様に実験を行っている。

今後の研究の推進方策

器官培養においてSmoc1の発現抑制を行い、形態学的差異について組織学的および生化学的に解析する。Smoc2についても同様に実験を進めていく。TGF-beta1シグナリングへの関与について検討する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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