研究課題/領域番号 |
23K09149
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
船戸 紀子 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 准教授 (10376767)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 一塩基多型 / 口蓋裂 / SNP / 口唇口蓋裂 / 非症候群性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、口唇口蓋裂リスクSNPの統合的な解析を通じて、非コード領域に存在するリスクSNPが口唇口蓋裂発症につながる分子病態を明らかにすることを目的としている。そのため、in silico, in vitro, および in vivo の手法を用いて統合的な解析を行う。 ■ 計画1. 日本人・東アジア人特異的な口唇口蓋裂リスクSNPの明確化 ■ 計画2. 非コード領域に存在する口唇口蓋裂リスクSNPのデータ解析 ■ 計画3. 口唇口蓋裂リスクSNPの生物学的機能評価
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研究実績の概要 |
日本人・東アジア人は、口唇口蓋裂の発症頻度が高い民族である。ゲノムワイド関連解析(Genome-Wide Association Studies; GWAS)等により、「非症候群性」口唇口蓋裂に強い統計学的相関がある一塩基多型(Single Nucleotide Polymorphism: SNP)が200以上報告されている。しかし、リスクSNPがどのような生物学的変化を引き起こすのか、配列情報からは推定しかできない。そのため、SNPがどの遺伝子に影響を与え、なぜ疾患につながるのかといった発症メカニズムを調べることは、今後の重要な課題となっている。そこで本研究では、非コード領域に存在する「非症候群性」口唇口蓋裂リスクSNPに着目し、SNPに起因する遺伝子転写反応の分子機序解明をめざしている。 今年度は、申請者を研究代表者とする前年度までの基盤研究(20K09901)「DiGeorge症候群疾患遺伝子産物TBX1の新たな転写標的とその分子機構の解明」から、SNP解析を目的とした本課題研究(23K09149)「非症候群性口唇口蓋裂の発症リスクとなる一塩基多型の統合的解析」への流れの中で、国際共同研究を行った。その結果、ネアンデルタール人から変化したSNPがTBX1の発現およびホモ・サピエンスに特徴的な頭蓋底形態に寄与に関与する可能性を見出し、国際共著原著論文(査読あり国際誌、オープンアクセス)を発表した(Funato et al., Am J Hum Genet, 2024)。本課題研究で計画していた非症候群性口唇口蓋裂のリスクSNPについての研究も進行している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
国際共著原著論文(査読あり国際誌、オープンアクセス)を発表した(Funato et al., Am J Hum Genet, 2024)。本課題研究で計画である非症候群性口唇口蓋裂のリスクSNPについての研究も、計画通り進行している。
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今後の研究の推進方策 |
本課題研究で計画していた非症候群性口唇口蓋裂のリスクSNPについての研究も進行している。また、時間が許せば、海外の国際学会にて参加・発表予定である。
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