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Osterix/Sp7強制発現による骨格系細胞への分化転換におけるクロマチン再構成の解析

研究課題

研究課題/領域番号 23K09158
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57020:病態系口腔科学関連
研究機関鶴見大学

研究代表者

出野 尚  鶴見大学, 歯学部, 助教 (40435699)

研究分担者 二藤 彰  鶴見大学, 歯学部, 教授 (00240747)
中島 和久  鶴見大学, 歯学部, 准教授 (90252692)
小松 浩一郎  鶴見大学, 歯学部, 非常勤講師 (60153665)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードOsx / Osterix / CTCF / クロマチン構造
研究開始時の研究の概要

細胞分化はクロマチン構造の変化を伴うと想定されており、本研究では、骨格系細胞の分化決定においても、クロマチン構造の変化が重要である、という仮説をたて、それを検証することを目的とする。そのためのアプローチとして、Osterix/Sp7強制発現によって線維芽細胞から骨格系細胞への分化転換する系を用い、クロマチンループ構造の変化を解析する。具体的には、クロマチンの高次構造を制御するCTCFのゲノム上の局在を調べ、またHiChIP法によるCTCFとOsxのクロマチンループ構造への関与の可能性を調べる。これらを基に、骨格系細胞への分化転換においてOsxがクロマチン再構成に関与するか否かを検証する。

研究実績の概要

本研究は、いくつかの細胞系譜の分化段階において重要と考えられているクロマチン構造の変化を、骨格系細胞の分化決定段階において検証することを目的としている。
そのために、Osterix/Sp7(以下 Osx)の強制発現によって線維芽細胞から骨格系細胞へ分化転換する系を構築し、クロマチン構造の変化を解析するアプローチを計画している。
2023年度は、Osx過剰発現細胞株の作出を目指し、導入するコンストラクトについて複数の検討を行った。線維芽細胞から骨格系細胞への分化転換するにあたっては、Osxの発現量が高い方が良いのではないかと考えて、①Osxのみ、②MyoD由来の転写活性領域(以下 TAD)を連結させたOsx、を載せたレトロウイルスベクターを構築した。まず、マウス胎児線維芽細胞(NIH3T3細胞)にこれらのベクターを導入し、Osx、オステオカルシン(Ocn)、アルカリホスファターゼ(Alpl)など骨芽細胞分化に伴って変化する分子のmRNA発現を調べた。ベクター導入から1日後に骨芽細胞分化培地へ交換し3日間培養した後にRNA抽出を行った。①Osxに比べて②TAD:Osxにおいて、OsxならびにOcnの発現が1.5倍近く亢進していた。一方で、AlpやDlx5、Msx2は発現量が低値であった。その理由としては、培養期間が短かった事、プラスミドベクターの導入で導入効率が5割程度であった事、が挙げられる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

強制発現細胞株の作成に向けてコンストラクトの検討が出来たため、安定発現細胞株の作成へ進むことができる。

今後の研究の推進方策

Osx発現やOcnの発現誘導が亢進していたTAD:Osxをテトラサイクリン誘導性発現レトロウイルスベクターに移し、NIH3T3細胞を用いて安定発現細胞の作製を進める。また、抗CTCF、抗Osx抗体を用いたクロマチン免疫沈降-シーケンス(ChIP-Seq)法の予備実験の検討も進めたい。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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