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加齢に伴う歯周病の進行に対する歯肉マッサージの効果の解析

研究課題

研究課題/領域番号 23K09176
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57030:保存治療系歯学関連
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

高橋 聡子  神奈川歯科大学, 歯学部, 准教授 (30301592)

研究分担者 吉田 彩佳  神奈川歯科大学, 歯学部, 准教授 (00609414)
浜田 信城  神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (20247315)
今泉 うの  神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (40722947)
高橋 俊介  神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (60206810)
東 雅啓  東京工科大学, 医療保健学部, 准教授 (70707348)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード加齢 / 歯周病 / 歯肉マッサージ / 活性酸素 / 微小循環
研究開始時の研究の概要

わが国は超高齢化社会を迎え,65歳以上の高齢者の割合は2025年には約30%を超えると言われている。このため,基礎疾患をもつ患者が歯科治療に訪れる機会が増えている。一方,歯周病の有病率は年齢が増すにつれて高くなり,歯周病は最も有病者の多い生活習慣病であると言われる。加齢により微小血管の機能的、あるいは形態的障害が促進されるため,循環器疾患などの血管障害とともに歯周病の症状をも悪化する可能性が高い。本申請課題では,「加齢に伴う歯周病の進行に対する歯肉マッサージの効果を検討すること」を目的とし加齢と歯周病の関係の解明と歯肉マッサージの効果の解析を目指して研究を行う。

研究実績の概要

歯肉マッサージは,機械的清掃と組み合わせることにより,加齢に伴う循環機能の低下を改善させる可能性がある。本課題では「加齢に伴う歯周病の進行に対する歯肉マッサージの効果を検討すること」を目的として研究を行っている。この目標を達成するために以下の項目で実験を行っている。
【実験1】反応性充血測定による加齢の歯肉微小循環に対する影響の解析:レーザードップラー法を用い,7週齢,6カ月齢,1年齢のラット歯肉反応性充血を測定し,加齢が歯肉微小循環にどのような影響を及ぼすか解析する。さらに,歯肉マッサージを行い,効果を解析する。【実験2】反応性充血測定による歯周病の歯肉微小循環に対する影響の解析:各年齢群のラットに歯周病菌を感染させ,レーザードップラー法を用いてPg感染により歯肉微小循環がどのような影響を受けるかを解析する。歯肉マッサージを行い,効果を解析する。【実験3】骨吸収量測定による高血圧症と歯周病の進行との関連の解析:実験1,2で用いたラットの骨吸収量を測定し,歯肉マッサージの効果を解析する。【実験4】血管鋳型標本作製による全身の微小血管の変化の解析:各年齢群,それぞれにPg感染させたモデル,および歯肉マッサージを施したモデルの血管鋳型標本を作製する。【 実験5】電子スピン共鳴法(ESR)を用いた活性酸素測定による酸化ストレスの解析:ESR法を用いて活性酸素を測定する。活性酸素量がどのように変化するかを比較検討する。
本年度はレーザードップラー法を用い,7週齢,6カ月齢,1年齢のラット歯肉反応性充血を測定し,歯肉微小循環に対する加齢による影響を確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

理由
7週齢,6カ月齢,1年齢のラットを用いた実験を行っている。本年度は各年齢群におけるコントロールの歯肉血流量を測定した。現在,継続して実験を行っている。

今後の研究の推進方策

実験は予定通りに推進していく。各年齢群のコントロールの歯肉血流量の測定を行ったので,今後は各年齢群における歯周病による歯肉微小循環に対する影響をin vivoで確認する。また,今後,Pg感染による骨吸収に対する歯肉マッサージの効果も検討していく。
これらの結果を考慮し,歯肉マッサージにより,循環器障害(主に血管障害)が,局所的に,あるいは全身的に改善されるかどうかを評価する。最終的には歯肉マッサージの加齢と歯周病治療への適応の可能性を検討する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Effects of Diabetes and Voluntary Exercise on IgA Concentration and Polymeric Immunoglobulin Receptor Expression in the Submandibular Gland of Rats.2023

    • 著者名/発表者名
      Park J, Yamamoto Y, Hidaka K, Wada-Takahashi S, Takahashi SS, Morozumi T, Kubota N, Saita M, Saruta J, Sakaguchi W, To M, Shimizu T, Mikuni-Takagaki Y, Tsukinoki K.
    • 雑誌名

      Medicina (Kaunas).

      巻: 59 号: 4 ページ: 789-801

    • DOI

      10.3390/medicina59040789

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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