研究課題/領域番号 |
23K09258
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
高場 雅之 昭和大学, 歯学部, 准教授 (30384192)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ブラキシズム / 携帯型睡眠検査装置 / バイオフィードバック / 睡眠時ブラキシズム / オーラルアプライアンス |
研究開始時の研究の概要 |
睡眠時ブラキシズム(SB)は睡眠中に行われる歯ぎしり(グラインディング)やくいしばり(クレンチング)の総称であり,天然歯・顎関節・補綴装置に対して破壊的に作用する.この力をコントロールすることができれば,補綴歯科治療の予知性を向上させ,患者のQOLを大きく向上させることができるが,未だ決定的な抑制法・治療法は確立されていない.本研究では,複数のSB患者を対象に振動刺激によるSB抑制効果を明らかにすることを目的として,振動刺激を歯列にフィードバックする無線小型改良したスプリントを使用し,長期のSB抑制効果の持続性を検証する.
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研究実績の概要 |
睡眠時ブラキシズム(SB)は睡眠中に行われる歯ぎしり(グラインディング)やくいしばり(クレンチング)の総称であり,天然歯・顎関節・補綴装置に対して破壊的に作用する.この力をコントロールすることができれば,補綴歯科治療の予知性を向上させ,患者のQOLを大きく向上させることができるが,未だ決定的な抑制法・治療法は確立されていない.本研究では,複数のSB患者を対象に振動刺激によるSB抑制効果を明らかにすることを目的として,振動刺激を歯列にフィードバックする無線小型改良したスプリントを使用し,長期のSB抑制効果の持続性を検証する. 被験者募集とスクリーニング検査を行い,一次スクリーニングとして臨床診断を行ってSBなしと診断された者は除外する.基礎データとして年齢,性別,全身疾患及び服薬などを確認する.SBありと診断された者に対し,睡眠ポリグラフィ(PSG)が可能な携帯型睡眠検査装置(Sleep Profiler)を用いて,2夜にわたる二次スクリーニングを実施,筋活動解析でSBありとされた者を最終的な被験者とする. 被験者の印象採得を行い,CAD/CAMによるOAを製作する.OA内に規格化した感圧フィルム(ピエゾフィルム)を包埋し,振動測定装置を接続し振動刺激OAを完成する. 計測期間は連続する45日間とし,被験者の日常睡眠 環境での測定とする.OAへの順応期間を考慮して,1-15夜目は振動刺激を与えずにOA装着を指示し,16夜目以降については,設定閾値を超えた咬合力の検出に応じて振動刺激が歯列に出力されるようにし,44,45夜目で振動刺激を与えずにOA装着下での測定を行う.計測対象夜には携帯型睡眠検査装置の装着を指示する. SB関連咬筋筋活動の解析し,15夜目のデータをベースラインとして,16-43夜目のデータを比較し振動刺激OAの抑制効果を検証する.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
スクリーニングにてSB確定,装置の製作,一被験者につき3ヶ月の測定と,一つのデータ収集におよそ4ヶ月程度かかることで時間がかかっているが,被験者の人数もめどが立っている状態であり,おおむね順調である.
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今後の研究の推進方策 |
データ収集を継続し,データがそろったところでSB関連咬筋筋活動の解析を行う予定である.
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